みんなも頑張って!
きらめき音楽祭のアドバイザー(審査員)としてお願いしている〇〇先生が急病で来られなくなり、関係書類などを印刷し直しになりました。
しかし、プログラムだけはもう間に合いませんので、当日、受付でそれに関するお手紙を参加者に配布することになりました。
皆様にはご理解・ご了承を宜しくお願い致します。
先生も頑張って準備をしているので、生徒の皆さんも良い音を聴き分ける耳を持って、練習に励んで下さいね。
ラストスパートです!
指の形が悪い子、脱力が出来ない子
きらめきの前に、未だに指の形や脱力が出来ず、ハッキリした良い音、大きな音が出なくて困っている子がいます。そこで、次の3つのトレーニングをご紹介いたしますね。
①脱力した状態を知る
まずは、肩と肘が楽になっている状態を体感してください。
親御さんが両腕を前に出し、手のひらを上に向けます。その上にお子さんが両手を乗せます。そして、「眠っているつもりになってね」と親御さんが声をかけます。その時に重みを感じられるかどうかです。立場を反対にして、腕の重みと完全脱力の実感ができます。
②脱力した状態で、実際に音を出してみる
脱力を体感できたら、今度はピアノに向かって、実際に音を出してみましょう。まず、両手の3の指で単音を同時に弾きます。その際、短すぎないけれどもスタッカートで、「ポ~ン」という音のイメージをもって弾くようにしてください。最初に打鍵するときは指先で腕の重みを支えることを意識して、ピアノの蓋側に音を送り出すイメージです。なお、肩と肘に余計な力が入っていないことと、手首が下がっていないことを常に確認してください。
単音でうまくできたら、今度は1と5の指を使って2音にして、同様のトレーニングを行います。
2音でもうまくできたら1, 3, 5の指で3和音にしてみるなど、音数を増やしていきましょう。
③指の形が悪い子は壁の指立て体操
指の形をしっかりさせるためには「壁の指立て体操」がお勧めです。
第1関節や第3関節がつぶれてしまう人には、特に有効です。
まずは、壁に向かって50~60㎝ぐらいの位置に立ちます。そして両手を壁に向かって伸ばし、お椀をイメージした手の形を作って少しずつ壁に体重をかけさせます。この時、第1・第3関節がつぶれていないか見ると同時に、手首が壁に触っていないことも確認しましょう。
そして、その体制から指で壁を押し、体が跳ね返るくらいの力を出しましょう。
要するに「脱力して壁に指立て伏せのようにする→勢いをつけて跳ね返る」の連続で瞬発力を活かした大きな音で弾く和音のスタッカートの練習にも繋がります。曲の最後にカッコよく、大きな音で終わる曲がそうですね。
お試しくださいね。
ホールのコンセント
皆さんは大丈夫だと思いますが、ホール、館内のコンセントを利用して、ビデオや携帯の充電をする人が時々、いらっしゃるようです。ゲーム機も勿論、ダメですね。
これはマナーの問題ですよね。
最近は小学校でも、この件の注意を呼び掛けているようで驚きました!
検証してみよう!
いよいよ1週間前になりました。
皆さん、おうちの練習は密度の濃い練習をされていますか?
ただ、弾き流すだけの練習は無意味です。
1回弾いたら、何処が良くなかったか検証して、再度、弾いてみて、改善出来ているか試しましょう。
それを繰り返し、完成度を高めましょう!
土日は充分、練習出来るかも?
朝練をやっている子もいるし、この追い込みの時期でどう過ごすかで、満足できる演奏になるかどうかも変わります。いつも1回目の演奏が良い出来になるように、練習方法も工夫しましょう。
さぁ、自分との闘いです。
トークの表紙
ホールの残響
ホールによって残響が異なるので気を付けなければならないことがあります。それはペダルです。ペダルが必要な所であれば、何度も小まめに踏み替えるか、指のテクニックで(難しいですが)カバーするかになります。とにかく、長すぎるワンペダルは見直した方が良さそうです。
しかし、残響が少ないホールはペダルで響きを良くすることも考えなければなりません。
1枚目の写真はしらかわホール(シューボックス型)です。
2枚目の写真は愛知芸文コンサートホール(ワインヤード型・アリーナ型ともいう)です。
以前、私が関わっていたコンクールでよく使いました。
一般では高額で、なかなか借りられないホールです。
ちなみに満席の時の残響時間を記載しておきますね。
しらかわホール 2.2秒
愛知芸術文化センターコンサートホール 2.1秒
電気文化会館ザ・コンサートホール 1.8秒(壁が全面大理石)
熱田文化小劇場 1.6秒(ボックス型の反響板で、ここもよく響くと思いました。)
天白文化はボックス型の反響板ではなく、残響の記録も有りませんので、これほど響きません。
残響を手軽に調べる方法として、両手で「ポン~!」と手を打って、響きが残る時間です。
名古屋は千種文化が演劇用の為のホールなのか、最も響かないと言われています。
血の池地獄
ソムリエクイズのヒント
情景が浮かぶ演奏を!
ラフマニノフ作曲の別名「赤ずきんちゃんと狼」をご紹介しましょう。
曲を聴くとその物語の情景が浮かぶ感じがします。
狼がノラリクラリと歩き、現れるところ→赤ずきんちゃんが怖がるようなメロディー、やがて、狼が長い舌を出して獲物をめがけてやって来るようなメロディーなどが分かります。
曲の終わり方から、最後は皆さん、どんな印象を受けるのでしょうか?
きらめきでも、自分の演奏で聴衆が情景が浮かべられるような演奏をお伝えできるよう、頑張りましょう。
下の動画は菊里高校出身で浜コンで上位入賞され、現在、上野学園大学音楽学部(辻井君の出身大学であり、ショパン国際ピアノコンクールで上位入賞した横山幸雄教授もご指導されている大学)で教鞭を執られている鈴木弘尚先生の演奏ですね。