子どもは音楽をどう感じ、どう捉えているのだろうか?と、ノースウエスタン大学の研究チームがこの研究に取り組んでいます。
調査では、子どもたちが好きなように遊んでいる間、音楽を聴かせ、『音楽に能動的に参加しているチーム』と、『実際に楽器に触れ演奏させるチーム』とに分けて実験開始。その後、彼らの脳内の神経伝達活動を調べたところ、音楽を実際に演奏した子どもたちの方が、ただ能動的に音楽を聞いている子どもたちより、脳の神経伝達能力が向上する結果が得られました。研究チームのディレクターは、「演奏という主体的な音楽への関わり方が、脳を刺激する上で重要なことだ」ということを述べています。
その研究チームは別の調査も行いました。それは2008年からロサンゼルスの子どもたちに音楽プログラムを提供し、子どもたちの話す能力と書く能力について調べたところ、「ただ、定期的にクラスに出席している子どもたち」だけでなく、「積極的に音楽に参加していた子どもたち」はその能力スコアを向上させていたそうです。