うまくいかない時は・・・(アドラー心理学②)


4本番間近で何とか完璧な演奏にしたい場合のお話です。誰でも1回以上は本番(発表会やコンクール、ライセンスなど)で、本来の自分の成果を100%出しきれ無かったことがあると思います。その後の対策をどうすれば良いかという事です。

アドラー心理学は目的に対するアイディアを出さなければならないと言っています。原因の犯人探しをするより、豊か考え方だと思いました。
時々、有難いことに「ここの教室に入れば、コンクールも入賞できると思って来ました。」「ここならライセンスが受かると思って・・・。」という人がみえますが、良い結果になる為の条件を調べてみると、①講師が勉強を続け、知識を持っているか、②生徒さん自身が「努力しよう!先生からのヒントで何かを発見して、しっかり身に着けよう!」という気持ちがあるか、が問題だと書いてあります。やはり、レッスンを受けるだけでは何ともなりませんね。私ももっと勉強しなくっちゃ!
要するに甘い考えで、人任せでアグラをかいているのではなく、自分で見出さなければ、夢はかなわず、成功には辿り着かないという事ですね。人間として成長出来るよう、赤ちゃんから脱皮して、自分を厳しく律しましょう。
大きな賞をGETしたり、ライセンスに1回で合格できる子の特徴は、椅子に座ったら、精神を整え、音楽に真摯に向き合って、その場から逃げることなく、何とかしようという強い意志がある子です。そして、周りから冷やかしの言葉を浴びても、跳ね除けて動じない子です。オマケに自分自身を冷静に分析することも出来ます。感情より理性が強いです。立派に自立している感じですね。決して諦めず、1ミリも不安な言葉を発しません。これを小さい頃から鍛えれば、頭の良い子になりそうです。
それから、本番間近になったら、平常心&リラックスを心掛けて練習に励んで下さい。そわそわして過ごすのは禁物です。
家族の勇気づけの言葉も大きく作用しますので、ご協力を宜しくお願い致します。

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