http://s.kakaku.com/search_results/%83X%81%5B%83c+%92j%82%CC%8Eq/?category=0013_0115_0005
輝かしいstageの為に、まずは外から・・・
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写真は「日本のホロヴィッツ」「芸大のホロヴィッツ」と称されるピアニストの斎藤雅弘先生です。先生のレッスンもお笑い付きで楽しいです。昔は「ツェルニーやバッハにペダルを付けちゃダメ!」という風習がありましたが、現在はペダルの使い方が巧妙になりました。10年以上前に私が外国の演奏法の詳細を事細かく書かれた書物を必至で読みあさり、「こんなペダル奏法があったとは!」「場合によっては指の特性を生かした指使いにしなくては!」と驚いたことがありました。私も毎年、外人の教授などの講座や公開レッスンで(ピアノ機能も進化しているので)新しい演奏法を学んで吸収し、生徒さんに伝えようと頑張っています。確かに日本ではまだ、以前のような演奏法をしていらっしゃる先生方もいらっしゃいます。どちらの演奏法を取るかは生徒さんが選択すれば良い事ですが、曲が素敵になるなら、私はドンドン新しいことを取り入れた方が曲も生き生き輝くと思いました。
また、昔は新しい曲になった時、最後まで何週間も練習して、全部すらすら弾けてからペダルをつけるという方法でした。生徒さんが良い音に慣れる、良い耳を持ち続けて頂くには、現在、譜読みと強弱、ペダルまで一緒に見る方が良いという考えになっています。響く良い音に慣れさせて、響きの悪い音、乱暴でキツイ音は自分の耳に入れない、入れたら耳が腐る!と思うほど徹底すれば、良い音楽を追求できると思います。しかし、ペダルの使いすぎは禁物ですし、ペダルが不要な曲もあるので注意です。同時に譜読み、強弱、ペダルを見るにはかなりの集中力や頭の回転を使います。幼児で指の動きがままならない子じゃなければ、出来ると思いますし、幼児であれば最初は譜読みと強弱の2つが出来てから、ペダルを取り入れる場合もあります。また、足がペダルに届かない子はアシストペダルを用意して頂くことになります。とにかく、一度にいろんなことを見る練習法は生徒さんも今以上に更に良い頭脳になることでしょう。
写真はピアノを弾いている上原ひろみさん(浜松出身のJazz Pianist)です。音楽を楽しんでいますね。
練習も本来、楽しいものです。練習嫌いな人は何も考えず単調なことを繰り返す作業しかしていないから、つまらないのではないでしょうか?練習は毎回、「こうすれば、うまく弾けるんだ!」という発見の連続です。そして、思うように弾けた時の達成感や充実感は心地よい物です。それを何度でも味わい、より深い音楽を追求しましょう。工作で作ったラップの箱の練習キットを使い、楽しみましょう。
また、きらめき音楽祭にご参加の人で曲が最後まで弾けるようになったら「練習記録ノート」を差し上げます。既に貰った人もいるかも?
それから、どんな練習も自分の奏でる音を聴き分ける耳が大事です。脱力も大事ですが、耳が良い子はピアノが上手い子です!「良い演奏にしよう!」と思うなら、絶対に自分の音を聴くはずですからね。
あと、もうひとつ。不機嫌な状態で練習すると良い音楽になりません。ピアノの前に座ったら、心を綺麗にして姿勢を正し、「よく、弾くぞ!」と気持ちよく練習しましょう。
《お母様方へ》
「あの美しいメロディーの曲、聴きたいな!」「今日は練習でどんな発見があった?」「カッコイイ曲だね!」「練習してみたら、心の栄養になるよ。」と、お声掛けを頂き、練習し終わったら、「あー、ウットリする曲だね。また、聴かせてね!」など、お子さんの演奏に興味をお示し頂きますよう、お願い致します。そうすることによって、お子さんの演奏がドンドン上達します。ピアノが長く続くかどうかはお母様次第!とも言われています。きっと、良きご家庭でお育ちになられたお母様であれば、音楽のご理解が深いからなんでしょうね。
東京音大・准教授の川上昌裕先生が親しくされていらっしゃるクラシックの作曲家、カプースチンです。勉強するべき重みのある作曲家の一人で、よく知られている《8つの演奏会エチュード》作品40は音大ピアノ科出身者や、かなり弾けるピアノ愛好家にも人気です。私も川上先生の講座を受けたことがありますが、他にも油の乗ったコンクール審査員も絶賛の作曲家です。
カプースチンはジャズ的な語法を用いて、《24のプレリュード》作品53などドンドン書いていきました。それ以降、更に自由になって、クラシカルになる一方で、ジャズ要素いっぱいの作品104《2台のピアノとパーカッションのための協奏曲》のような作品もあります。カプースチンの曲は、色んな要素が入っているバランスの取れた作曲家です。
写真中央の人物がカプースチンです。実は私の亡き父にそっくりの顔です。