12月 02

アピールのある音は鳴らすことから

音が鳴っていない子が最近よく気になります。
ピアノに打鍵する時、音を響かせるのを意識して弾いてください。鍵盤を押すと写メのどこが上がっているか分かりますか?

そして、自分が出した音が良い響きか、キツすぎるか?色々考えて音を鳴らしてください。
音色がすごく大事です。
今は来年のきらめきにかけて地固めの時です。
アピール性のある音は得点にも左右します。
下のURLもご参考にピアノの仕組みもご覧ください。
おうちのピアノでもよく自分の音を聴いてね。
(あ、電子ピアノの子が数人だけいらっしゃいますが、電子は音色が変わらないので、残念ながら、この作業は出来ません。準備されてから、TRYしましょう。)
12月 02

音色のイメージ

自宅のグランドはいろいろな音が出るので、歌う部分のメロディーで分かりにくい子はバイオリンやチェロの音、またはバロックで保持音が本当に伸びているか、ハーモニーの響きを聴いて貰う為に、チャーチオルガンの音を使ったり、ハープシコードに合う曲、ソナタなどでテノールがホルンの音の時もあるので、その時に活用しますね。

写メは音色の種類が書かれた取説です。3~4ページに渡って書かれています。
他にもストリングス、ビブラフォンなどもあります。曲のイメージが湧きやすいですね。

12月 01

粒立ちの良い音!

佐々木邦雄先生の長野の作曲合宿に第1回からご参加されている河合響さん作曲の素敵な曲です。
何故、こんなに素敵なサウンドが生まれるのでしょう?って思える曲です。

演奏者もとても綺麗な音で、粒立ちの良い音ってこのことを言うんでしょうね!
皆さんも「へぇ~、この音色を出せば、高得点が狙えるかな?」という感じでよく耳を澄ましてお聴きください。

あ、セコンド(低音域)の人がプリモ(高音域)の人の方まで手が進出してくる場面が所々あり、二人の手が交差しますよ。

タイトルは「フェスティバル」です。
下のURLをクリックされてお聴きくださいね。
 
11月 30

素敵なDUO曲

佐々木邦雄先生が新しいデュオ曲を作曲されました。いつも人にとても親切で熱心な先生です。

 
以前もデュオ曲をご紹介させて頂きましたが、今回も素敵な曲です。小さい子にはちょっと難しいですが、未来が明るくなるような曲です。
タイトルはevolutionです。
下のURLをクリックされてお聴きください。↓
 
 
11月 29

バラ3のSTORYは面白いよ。

ショパンのバラ―ド3は既にレッスンで学んだ人もみえますが、改めてご紹介いたします。
これはとても面白いストーリーです。

水の精に扮した娘が男性に真実の愛を確かめるお話です。冒頭は恋人たちの会話で娘が「私に変わらぬ愛を誓いますか?」という右手のメロディーに続き、左手のテノールの音で男性が「勿論、約束するよ。僕を愛してくれますか?」、「ええ、命が続く限り」と娘が応える会話がメロディーで分かります。暫く楽しい時を過ごしますが、ある日、月の光が島を照らしている場面に変わり、水の精に姿を変えた娘が男性を誘惑し、その誘惑にのって、虜になってしまいます。男性は水の精に心を奪われ、湖深くまで追いかけます。左手の連続する低音のブクブクしているメロディーと波が来て沈んでいく半音階の下降のメロディーが何度も感じられ、もがき苦しむのが感じられると思います。水の精は更に湖深くまで誘い込み、男性は苦悩します。男性は「しまった!取り返しがつかないことをしてしまった。」と思いますが、時は既に遅し。水の精は勝利を感じ、男性は奈落の底に。最後には永遠の愛を裏切ったので、水の精に殺されてしまうというお話です。
悪い事は出来ないということですね。

最近の曲のご紹介でやってみたいと思われた人はお申し出ください(既に数人いらっしゃいます)。
また、曲の感想があれば、保護者の方も大歓迎ですので、LINEやメールでお送り下さいね。
さぁ、このお話を思い浮かべて聴いてみてくださいね。

11月 27

ソナタの資料も新たに作成しました。

 

以前、アナリーゼをやった時、ソナタ形式を学んだ人もみえますが、新たにこれも作りました。
写真の本の作曲家の名前は皆さん、読めると思いますが、小さい子には難しいかも?

ソナタは古典派だけでなく、前回のロマン派のショパンや近現代の作曲家にも名曲があります。
形式を知る事で音色を変える場面が分かったり、楽譜の理解力がUPすることと思います。

現在、ソナタをやっている子からお配りしますね。

 

11月 27

ショパンソナタ2も名曲

昨日の動画のバラ4のメロディには、
心の揺れを表すド ♭レ ド♭ レ。
そこのとどまりたい、ド♭レド♭レに続く同音連打の♭ミ ミ ミ。
夢で描く回想の美しいメロディが中間部に。
自分の思いを断ち切る  和音の連続。
 
本当によく考えて作られた曲だと思いました。
 
それとは全く異なる作品をご紹介致します。ショパンのソナタ2番1楽章です。
私がこの曲を学んだ時、「最初の一音を出す前にエネルギーを蓄えてから出せ!」と先生から教わり、その後に続くのは心臓の鼓動だとご教授頂きました。ショパンは病気に悩み、生と死を見つめ、書いた曲です。これまでの人生の思い出を表したメロディも中間部にあり、迫り来る死の恐怖が2楽章に続きます。
 
本当になんてこんなに美しく、心豊かなメロディが書けるの?その頃の日本ではこれ程、素敵なメロディは生まれていなかったので、格差を感じます。
 
TVドラマ「ザ、商社」で、夏目雅子さんがピアニスト役でこの曲を演奏されていました。
では、下のURLをクリックされてお聴きくださいね。↓

https://m.youtube.com/watch?v=l_NpTFW8yh0