11月 01

自分の音をよく聴いて考えて弾く演奏

小学生の演奏です。
ちゃんと自分の音をよく聴いて、考えて弾いていますね。

1曲目はシューマンのOp.15-1で「見知らぬ国から」で、主旋律がとてもハッキリ美しい音です。
こういう曲は、いつも以上に邪心を払って弾かねばなりませんね。

2曲目はショパンのワルツOp.34-3で通称「猫のワルツ」です。
曲の出だしは瞬発力で打鍵する方法ですね。
その後、速いテンポで右のメロディーが崩れることなく、左のワルツの刻みは軽快ですね。
インターバル(間の取り方や音楽の呼吸)も上手いですね。
最後は「弾き切った!」という達成感がありますね。こういう堂々とした演奏は気持ちがイイですね。皆さん、目指しましょう!

11月 01

コンクール審査の多様性

コンクールの審査の視点もいろいろあり、以前にも書きましたが、
・一昔前は強く、速く!
・ちょっと前は音楽性を備えながら、テンポは速く!
・最近はテンポより、音楽性や音色、曲の情景を更に追求して!
  というように変わってきたように感じます。

また、審査の先生の点数に差があるのは、その先生の曲の理解度、音楽感の相違から来る物だと思います。

ある審査のI先生の書物にこんな記事がありました。
「だいぶ前のことですが、私の生徒がコンクールを希望したので、その曲を研究した上でテンポの設定、強弱を決めました。ゆっくりのテンポで小さい音で弾くべき曲だったので、そのように弾いたら、その子がコンクール予選で落ちてしまい、他の子の弾き方を聴いたら、『強い音で速く弾いていた!』と言うんです。それで、他会場で強く速く弾いたら、予選通過しました。しかし、その審査には納得いかず、大きな組織である本部にそれを打ち明けたら、『その審査員はその曲をよく知らなかったのでしょうね。』と言われ、愕然としました。」という記事でした。
I先生は本当にお仕事に真摯で、絶対にいい加減なお仕事をされない立派な先生です。
きらめき音楽祭はこういう立派で信頼のおける先生に審査をお願いしています。
ですから、きらめきのプログラムが出来上がったら、審査の先生のご自宅に早めに郵送させて頂き、全曲お目通し頂ける時間を!と考えています。

以前、よく交流させて頂いていた、宮崎在住のS先生も「参加者の皆さんが一生懸命練習して、その成果をステージで出すので、審査する側も必至でどんな曲か勉強してから審査のテーブルに着きますよ。」と仰いました。
いろいろなコンクールがあり、どんな審査員かというのもかも知れませんね。

11月 01

トロフィーどれかな?

トロフィーって、どんなものかな?
でも、それだけの努力をしなくては!
その為には自分の出した音をよく聴くことです。
「このタッチで、この音でイイかな?」とか「先生に言われたことが守れているかな?」「もっと表現を工夫しなくちゃいけないかな?」とか練習の時に見直しましょう。
絶対に何も考えずに弾くのは禁物です。
「ピアノで考える...」の画像検索結果
10月 30

みんなも頑張って!

「書類整理 イラ...」の画像検索結果きらめき音楽祭のアドバイザー(審査員)としてお願いしている〇〇先生が急病で来られなくなり、関係書類などを印刷し直しになりました。
しかし、プログラムだけはもう間に合いませんので、当日、受付でそれに関するお手紙を参加者に配布することになりました。
皆様にはご理解・ご了承を宜しくお願い致します。
先生も頑張って準備をしているので、生徒の皆さんも良い音を聴き分ける耳を持って、練習に励んで下さいね。
ラストスパートです!

10月 28

指の形が悪い子、脱力が出来ない子

きらめきの前に、未だに指の形や脱力が出来ず、ハッキリした良い音、大きな音が出なくて困っている子がいます。そこで、次の3つのトレーニングをご紹介いたしますね。

①脱力した状態を知る
まずは、肩と肘が楽になっている状態を体感してください。
親御さんが両腕を前に出し、手のひらを上に向けます。その上にお子さんが両手を乗せます。そして、「眠っているつもりになってね」と親御さんが声をかけます。その時に重みを感じられるかどうかです。立場を反対にして、腕の重みと完全脱力の実感ができます。

②脱力した状態で、実際に音を出してみる
脱力を体感できたら、今度はピアノに向かって、実際に音を出してみましょう。まず、両手の3の指で単音を同時に弾きます。その際、短すぎないけれどもスタッカートで、「ポ~ン」という音のイメージをもって弾くようにしてください。最初に打鍵するときは指先で腕の重みを支えることを意識して、ピアノの蓋側に音を送り出すイメージです。なお、肩と肘に余計な力が入っていないことと、手首が下がっていないことを常に確認してください。

 単音でうまくできたら、今度は1と5の指を使って2音にして、同様のトレーニングを行います。
2音でもうまくできたら1, 3, 5の指で3和音にしてみるなど、音数を増やしていきましょう。

③指の形が悪い子は壁の指立て体操
指の形をしっかりさせるためには「壁の指立て体操」がお勧めです。
第1関節や第3関節がつぶれてしまう人には、特に有効です。
まずは、壁に向かって50~60㎝ぐらいの位置に立ちます。そして両手を壁に向かって伸ばし、お椀をイメージした手の形を作って少しずつ壁に体重をかけさせます。この時、第1・第3関節がつぶれていないか見ると同時に、手首が壁に触っていないことも確認しましょう。

そして、その体制から指で壁を押し、体が跳ね返るくらいの力を出しましょう。
要するに「脱力して壁に指立て伏せのようにする→勢いをつけて跳ね返る」の連続で瞬発力を活かした大きな音で弾く和音のスタッカートの練習にも繋がります。曲の最後にカッコよく、大きな音で終わる曲がそうですね。

お試しくださいね。

 

10月 28

ホールのコンセント

皆さんは大丈夫だと思いますが、ホール、館内のコンセントを利用して、ビデオや携帯の充電をする人が時々、いらっしゃるようです。ゲーム機も勿論、ダメですね。
これはマナーの問題ですよね。
最近は小学校でも、この件の注意を呼び掛けているようで驚きました!

10月 27

検証してみよう!

「考える イラス...」の画像検索結果いよいよ1週間前になりました。
皆さん、おうちの練習は密度の濃い練習をされていますか?
ただ、弾き流すだけの練習は無意味です。
1回弾いたら、何処が良くなかったか検証して、再度、弾いてみて、改善出来ているか試しましょう。
それを繰り返し、完成度を高めましょう!

土日は充分、練習出来るかも?
朝練をやっている子もいるし、この追い込みの時期でどう過ごすかで、満足できる演奏になるかどうかも変わります。いつも1回目の演奏が良い出来になるように、練習方法も工夫しましょう。
さぁ、自分との闘いです。

10月 27

トークの表紙

Tちゃんのトークの表紙です。
ネットでイラストを取り出して、貼ったようです。
音楽にちなんだイラストで良いですね。

皆さん、トークの原稿、または表紙に名前が書いてありますか?
舞台袖でよく忘れ物として残っているので、ご注意くださいね。
10月 25

ホールの残響

「しらかわホール」の画像検索結果

「愛知芸文 コン...」の画像検索結果

ホールによって残響が異なるので気を付けなければならないことがあります。それはペダルです。ペダルが必要な所であれば、何度も小まめに踏み替えるか、指のテクニックで(難しいですが)カバーするかになります。とにかく、長すぎるワンペダルは見直した方が良さそうです。
しかし、残響が少ないホールはペダルで響きを良くすることも考えなければなりません。

1枚目の写真はしらかわホール(シューボックス型)です。
2枚目の写真は愛知芸文コンサートホール(ワインヤード型・アリーナ型ともいう)です。
以前、私が関わっていたコンクールでよく使いました。
一般では高額で、なかなか借りられないホールです。
ちなみに満席の時の残響時間を記載しておきますね。

しらかわホール 2.2秒
愛知芸術文化センターコンサートホール 2.1秒
電気文化会館ザ・コンサートホール 1.8秒(壁が全面大理石)
熱田文化小劇場 1.6秒(ボックス型の反響板で、ここもよく響くと思いました。)

天白文化はボックス型の反響板ではなく、残響の記録も有りませんので、これほど響きません。
残響を手軽に調べる方法として、両手で「ポン~!」と手を打って、響きが残る時間です。
名古屋は千種文化が演劇用の為のホールなのか、最も響かないと言われています。