脳の発達とピアノ学習②


カワイ音楽研究会の雑誌から「脳とピアノの関係」の記事があり、簡単に要約すると、
《学習面では・・・》
①ピアノは左右の手の協調運動なので、右脳左脳を繋ぎ、脳の運動野から手足にいくようネットワークを促進させる働きがあり、ピアノ演奏は基本的に1台のコンピューターで複数の処理を同時に進行させるマルチタスクと同じ。

②楽譜を見て記憶にとどめ、音符や記号を一瞬で覚え、すぐにアウトプットするので、様々なことが同時に処理されなければならない。また、音と言葉を処理する領域が近く、言語野を使うので耳も良くなり、英語のヒアリングに役立つ。

③コンクール曲の練習で、「どうやったら上手にピアノを弾くことが出来るようになるか?」を考え、戦略を立てるようになる、これは学校の勉強法に役立つ。

《健康面では・・・》
①ピアノが好きで突き詰めると脳を若く保てる。
②認知症予防に繋がり、弾いて幸せを感じる人は脳の疾患リスクやその他の病気のリスクも下げる。③幸せだと感じ続けていれば、長生きする。

最後に「ピアノの先生達が生徒さん達に対して実践していることが、子ども達の将来を限りなく広げ、伸ばすことに繋がっている。」と書いてあり、私はこの仕事が出来る事を感謝しています。

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