アーティキュレーション


ピアノを演奏する時、アーティキュレーションによって、かなり曲の印象が変わります。要するに文の句読点で意味が変わるという事です。

例えば、
「私は、泣きながら走る弟を追いかけた。」と
「私は泣きながら、走る弟を追いかけた。」では、泣いている人が誰か変わって来ますよね。生徒の皆さん、分かりますよね?

また、「おしょくじけん」と聞くと、「お食事券」なのか、「汚職事件」なのか大きな差が生じますね。音楽もそれと一緒で、「おしょくじ・けん」「おしょく・じけん」かで意味合いが変わります。音楽も一緒で、アーティキュレーションの付け方で曲の印象が変わります。

楽譜も年々進化しており、従来のスラーの付け方は本来の作曲家の意に反していると解明された物もあり、私も楽譜を買い直し、注意書きを一から書き直す作業もしています。
間違った弾き方を生徒さんに伝授しないよう、これからも精進しますね。(コンクールでも悪影響が出ちゃうといけませんからね。)

 

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