バラ3のSTORYは面白いよ。


ショパンのバラ―ド3は既にレッスンで学んだ人もみえますが、改めてご紹介いたします。
これはとても面白いストーリーです。

水の精に扮した娘が男性に真実の愛を確かめるお話です。冒頭は恋人たちの会話で娘が「私に変わらぬ愛を誓いますか?」という右手のメロディーに続き、左手のテノールの音で男性が「勿論、約束するよ。僕を愛してくれますか?」、「ええ、命が続く限り」と娘が応える会話がメロディーで分かります。暫く楽しい時を過ごしますが、ある日、月の光が島を照らしている場面に変わり、水の精に姿を変えた娘が男性を誘惑し、その誘惑にのって、虜になってしまいます。男性は水の精に心を奪われ、湖深くまで追いかけます。左手の連続する低音のブクブクしているメロディーと波が来て沈んでいく半音階の下降のメロディーが何度も感じられ、もがき苦しむのが感じられると思います。水の精は更に湖深くまで誘い込み、男性は苦悩します。男性は「しまった!取り返しがつかないことをしてしまった。」と思いますが、時は既に遅し。水の精は勝利を感じ、男性は奈落の底に。最後には永遠の愛を裏切ったので、水の精に殺されてしまうというお話です。
悪い事は出来ないということですね。

最近の曲のご紹介でやってみたいと思われた人はお申し出ください(既に数人いらっしゃいます)。
また、曲の感想があれば、保護者の方も大歓迎ですので、LINEやメールでお送り下さいね。
さぁ、このお話を思い浮かべて聴いてみてくださいね。

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