ピアノから学べること


ピアノは遊びだと思っている人は考え直してくださいね。
写真はジラフピアノです。アップライトピアノの前身です。
右側が高音なので弦が短くなっているのは納得できますね。

フランス革命(1789~1799年ブルボン朝の絶対王政を倒した市民革命)とナポレオンの出現はヨーロッパに市民社会の概念を普及させましたが、ベートーヴェンは失望したようにナポレオンは王政復古の道を選び、ヨーロッパは再び戦争に明け暮れる閉鎖的な社会に戻ってしまいました。ナポレオン戦争(1796~1815年)によって荒廃したヨーロッパの再建は大きな難題でした。

やがて、ウィーン体制と呼ばれる新たな国際秩序が設けられ、そのウィーン体制は1815年~1848年のクリミア戦争まで維持されますが、理想主義ではなく、現実に目を向けた日々の生活を探求するようになりました。人間としてささやかな幸福を家庭の団欒に求め、身の回りの食器や家具に関心が向けられました。そして、ピアノ音楽の急速な発展になり、居間の一角に縦型のジラフピアノ(アップライトピアノの前身)を置かれるようになり、やがて、ピアニストの職業が脚光を浴び、ショパンやリストの到来になったそうです。

ヨーロッパにはそういった歴史がある事も音楽をする上で覚えて頂ければ、悲しい音楽の時はヨーロッパの苦しい戦争時代を思い浮かべたり、嬉しい時はヨーロッパが新しく立ち直った様子を思い浮かべることも出来ます。

人の思いでピアノの音色が変わるので、私自身も大いに役立てたいと思いました。
さぁ、真剣さを増して、曲に取り組みましょう!

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