私は20年くらい前に桐朋学園大の大西先生から細かいペダル奏法を学びました。その方法を聴いた時、「え~?こうゆうペダルの使い方があったの?だから、うまい人との差が出るんだ!」と、とても衝撃的でした。
昔のペダル奏法は写真の文字にあるように、ON・OFFの方法しかなかったからです。
私の教室に変わっていらした生徒さんは、私のペダルの書き方の細かさに驚かれる人もみえますが、そのうち慣れるから大丈夫ですよ。ペダルは多すぎてもダメ、効果を利用しないのもダメですね。私がペダルを使用するかどうかはその曲を弾きながら、自問自答して、全て自分の耳の判断で決めています。ですから、生徒の皆さんもペダルを踏んで、どんな音に変わったかを聴いてみて、その踏み方で良いかどうかを研究してください。それくらいやれば、だいぶ曲が良くなるはずです。
近年は、赤松先生がペダル奏法を各地で広められていらっしゃいます(写真)。コンクールでは小さいお子さんも巧みにペダルを使われるようになって参りました。小さい子には踏み替えがとても難しいと思いますが、まずはゆっくり弾いてみて、途中で演奏を止め(鍵盤を押さえたままで)、足がどうなっているか確認する!という方法で地道にコツコツ練習に励んで下さいね。必ずマスター出来ますよ。
有名な外人ピアニストの足元を見ると、靴がしなるようにペダルを踏んでいます。そして、自分の耳でそのペダルの反応を耳を澄ませて聴いています。生徒さんもそれができれば、かなりうまくなると思います。楽しみにしていますね!
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