4月 20

フラッシュカード

フラッシュカードが苦手な子は写真の音は最低限覚えましょう。カードや楽譜を見て、暗記した音の近くにあったら、その音から数えれば早く答えられますよ。例えば、ラの所に音があった場合、その音が分からなかったら、ソの音の場所を思い出してください。そこから数えれば早く答えられます。ヘ音記号も同様にやってみてね。苦手な人は是非、お試しくださいね。

4月 18

タッチと指の動き

3月からこの曲をやっている生徒さんがみえます。私もこの曲が大好きです。
皆さんにもこの動画を通して、タッチや指の動きを見て頂きたいと思います。

動画の1:05 初めのタッチ
3:10 強弱の差
5:48 機敏な動き、ミスタッチのない集中力
10:19 ここもタッチ
15:15 暗雲立ち込めるメロディーが1分20秒ほどあって、その後、素晴らしい道が開ける。
16:25 ここが素晴らしいメロディーです。フィギュアスケートでも有名で、ウットリするメロディーです。せつなさも感じられます。この部分を浜松国際コンクールファイナルのホールで直に聴いた時は凄く幸せな気分になり、感動でした(ピアニストは男性でこの動画とは違いますが・・・)。
22:20 ここもタッチをご覧ください。
23:39 指の動きが素晴らしい。
23:55 グリス

とにかく、オケに負けないくらいのタッチと音量、ダイナミックさが出ています。
ピアノの独奏の時もこれくらいの迫力が出るように、一緒に頑張りましょう。
どうぞ、お聴きくださいね。

動画の演奏は江夏(こうか)先生のお嬢さん、まりなちゃんだと思います。私はドラマ「密会 第10話」で演奏されているソンジェ(手はピアニストのソン・ヨンミン)の演奏の方が好きですが、部分的にしか演奏が見れないので、こちらの動画をご紹介させて頂きました。演奏は第10話の20:45~と23:23~にあります。

4月 18

バッハのタッチは基本

私はバッハの曲で好きなのは「イギリス組曲 第3番 プレリュード」と「イタリア協奏曲」の第1楽章と第3楽章です。

良ければ、お聴きください。本当は清塚信也さん(のだめカンタービレの千秋先輩の手になったピアニスト)が演奏されている、イギリス組曲の演奏をDVDから拾ってUPしたかったのですが、私の技量では無理でした。申し訳ありません。タッチを見て欲しかったなぁ。

昔の演奏法では、バッハは淡々と弾いて、硬めの音で弾くのがスタイルでした。しかし、近年のバッハは太いタッチで(勿論、指先は立てて)、メロディーを歌うスタイルが高得点に繋がります。やはり、技術より音楽性を重視するという事ですね。

4月 16

楽器選び迷っちゃう❢

 
 既に楽器を決められた人、現在、迷われていらっしゃる人が数名いらっしゃいます。
どのタイプにされるか、買い替えを迷われていらっしゃる方のご参考になればと思い、以下に記載致します。
 
①リストは「中流家庭以上や頭が良い子はピアノが長く続けられる。」と仰いましたから、すぐにピアノを辞められることはないと思いますから、「しまったぁ!」ということがないと思います。
 
②電子ピアノよりアップライト、アップライトよりグランドというように、音量の幅が広くなり、表現力、創造力も広がります。これから自立心を育てるには自分で生み出す力が必要です。それが楽器を通して楽しみながら学ぶことができれば、最高です。
 
③以前、生徒さんのお父様が皆さんの演奏を聴かれて
「ピアノで自分を表現して披露することは考える力がないと出来ないことだと思います。言われるままに動くだけの子どもでは大人になっても役に立ちません。ステージで演奏するまでの過程で努力の積み重ねを経験し、大人になって多方面に生かされそうで、意義あることだと痛感しました。」と仰いました。
 
④録音された音の電子ピアノでは出来なかったピアノの音色作りが、アップライトやグランドを触り、鍵盤のタッチや曲の解釈を読み取る力が必要になり、研究心が育ちます。
 
⑤現在、電子ピアノからピアノの買い替えの子が多いので、もはや電子ピアノで良い演奏をするのが困難かも知れません。可愛いお子さんの可能性を活かすかどうかは親御さんのご理解で変わります。
 
 
4月 10

ご質問の回答

「電子ピアノ イ...」の画像検索結果私のブログをご覧になって、「いつごろになったら、買い替えが必要ですか?」とお尋ねがありました。
たぶん電子ピアノをご購入の人は買われる時に「いずれ買い替えが必要になります。中級レベルでは使えません。」などとご説明があったと思います。

「きらめき」のようなコンクールであれば、誰もが上手に弾きたいので、良い楽器で練習された方が有利になります。4つ星レベルで電子ピアノの人は殆どいませんが、3つ星であれば、お子さんが家庭練習の時とレッスンのグランドの時で違和感があったり、不便に思っていることでしょう。速い曲、カッコイイダイナミックな曲は電子ピアノでは難しいです。

ピアノ演奏は鍵盤のタッチの仕方でどんな音にするか、どうやって弦を鳴らすかの作業です。響きを感じて弾くのです。そうすれば、必ず上手くなります。
よく練習して来て、呑み込みの早い子であれば、1年で電子ピアノから買い替えの時期が来ることでしょう。
コンクールの上位入賞者はやはり良い楽器で練習を積み重ねて、打鍵の指の感覚、音量の変化の微調整、ペダルの効果などを駆使して、本番で良い結果を出されています。イラストのようなウサギさんではそれが分かりませんが頭の良い子なら絶対に分かるはずです。

4月 09

グランド・アップライト・電子の違い

 最近、きらめきの準備段階として、ピアノの買い替えを考えられていらっしゃる人が増えていますので、分かりやすく、それぞれのピアノの違いをご説明いたしましょう。

【アクション】

★グランドピアノ

打鍵された鍵盤はテコの原理でアクションに伝わり、ハンマーを上方向に跳ね上げます。力の方向が同一方向に伝わるため、アップライトピアノに比べ打弦エネルギーが2〜3倍となり、ダイナミックレンジ(音の強弱)はより幅広く取れます。ハンマーが自重で戻るため完全に戻らなくても次の打弦ができるため、素早い連打やトリルが可能です。※1秒間に14回以上の連打性能。
また、アクション機構は、調整箇所が多いので繊細な調整や整音が可能です。

グランドピアノ

★アップライトピアノ

打鍵された鍵盤とハンマーは同一方向でないため、力と時間のロスが生じます。ダイナミックレンジの幅もグランドピアノに比べて狭くなります。連打性能は、ハンマーを戻すのにバネの力を借りるため、素早い連打をするには限界があります。※1秒間に7回程度。
また、アクション機構は、調整箇所が少ないので、調整や整音の幅はグランドピアノよりも狭くなりますが、電子ピアノよりは勿論イイです。

アップライトピアノ

 

★電子ピアノ

RHⅢ(レスポンシブ・ハンマー・アクションⅢ)鍵盤
一応、14万円以上の電子ピアノは鍵盤ウェイト付きとなっていますが、アップライトやグランドには叶いません。電子ピアノの難点は速いテンポの曲や速いトリルを弾きこなすことが出来ないのが残念です。例えば、同じ曲を毎日、電子ピアノで練習している子と毎日、アップライトピアノ、またはグランドで弾いている子と比較すると、圧倒的に電子ピアノの子の演奏が貧弱に聴こえてしまいます。電子ピアノの子は普通のピアノに比べて打鍵力の感覚が身に付いていないことと、(低反発クッションまでとは申しませんが)鍵盤の戻りが遅いので次の打鍵に追いつかないのです。(泣)

RH3鍵盤

まさかの キーボード
私の生徒さんにはキーボードの人はいらっしゃいませんが、念の為、記載致します。キーボードでは強弱が殆ど付けられませんし、鍵盤がおもちゃのように軽くなっていて、音の表現力も不可能です。幼い頃のおもちゃとして親御さんに買って頂いた人はもう触らない方がイイです。アップライトやグランドを弾いたら、物足りなさを痛感することでしょう。

 

【ペダル】

グランドピアノ

★グランドピアノ

1.ウナ・コルダペダル:
鍵盤全体を右に移動させ、打弦を3本から2本にして音量を調整したり、音色を変えたりすることができます。無段階に効き目が分かります。

2.ソステヌートペダル:
鍵盤を押さえた後このペダルを踏むことで、ひとつの音や和音を響かせたまま、演奏ができます。
これはグランド特有なので、これがついていないアップライトピアノは弾けない曲も生じてきます。

3.ダンパーペダル:
踏んだ瞬間、ダンパーがいっせいに弦から離れ、長く音を振動させることができます。
無段階に効果が現れます。

アップライトピアノ

★アップライトピアノ

1.ソフトペダル:
ハンマーレールを押し上げ、弦との距離を縮めて打弦することで、音量を弱めます。

2.マスラーペダル:
踏むと弦とハンマーの間に薄いフェルトの幕が下り、音量を下げます。

3.ダンパーペダル:
踏んだ瞬間、ダンパーがいっせいに弦から離れ、長く音を振動させることができます。
3分の1ペダルなど細かい踏み具合についてはグランドほどの効果は難しいです。

★電子ピアノ
多くの機種は弾いた音だけが伸びるので、共鳴音がない聞こえ方になります。

※要するにグランドもアップライトも音はピアノの弦の振動から成り立っていて、タッチで柔らかい音、硬い音、悲しい音など変化しますが、電子ピアノは弦がなく、録音された音が鳴るだけですので、音色はいつも一緒です。振動が無いとペダルも倍音が拾えないので、感動的な演奏は無理です。ここで演奏に差がついて来るのでしょうね。

※真剣に長くピアノを続けたいと思うなら、買い替えが不要なグランドをお勧めします。アップライトの一番高価なものより、グランドの一番小さい物の方が絶対にイイです。「あ~、この曲はアップライトピアノでは無理だね。」という事が絶対にありません。畳2帖分で、充分入ります。
いずれ、ピアノの先生を目指す人ご検討頂くのも良いかも?ハーフタッチ、3分の1ペダル、4分の1ペダル、ソステヌートペダルの曲など、細かい演奏法の指導が可能かどうかってことです。

 

4月 05

小学低学年なのに耳がイイ!

先日、レッスンに来た時、〇〇ちゃんが「先生の所のピアノとうちのピアノの音が違う。家のピアノは低い音でも少し高い音に聴こえる。」と言われました。耳がいいですね。勿論、グランドとアップライトピアノの違いはあると思いますが、メーカーによっても音の響きが異なります。きらめき音楽祭や各種コンクールは審査で音色を問われるので、大事なことですね。

つい最近も、生徒さんがピアノの買い替えをされました。某メーカーのピアノの打鍵の感触、音のこもりがあったようです。これでは良い演奏をしようと思っても練習の段階で無理がありますね。やはり、信頼のおける楽器店でご購入されるのが一番です。イオン内の楽器店やネットでご購入されるのは禁物です。お困りの人は先生にご相談くださいね。

4月 05

音楽仲間

2月、3月と私の仕事を一部減らしたお蔭で4月から数人ご入会頂けました。音楽仲間が増え、賑やかになりました。1年待ちの人もいらして、大変お待たせして申し訳ありませんでした。一方、運よく空き時間に入れた人はラッキーでしたね。各教室、ご希望の時間に入れない人がまだいらっしゃいますが、空き次第、順にご連絡させて頂きますので、ご了承ください。やはり、平日の5時~6時の希望者が多く、空くのが難しいですね。

【追伸】私自身、体の凝りに慣れている為か、放っておいても治るかな?と思っていましたが、今日の接骨院は3人がかりで私の体を牽引してくださいました。しかし、まだやりたいことがいっぱいあるので、おとなしくしたくないです(笑)。さぁ、今からピアノをガリガリ弾くぞ~!

4月 05

ピアノの調律

先日、自宅のピアノを調律して頂きました。私の生徒さんの中にも「調律代が毎年値上げされるみたいで、このままいくと3万円以上になりそうですが、相場はこんなものですか?」と聞かれたり、「調律って30分くらいで終わりますが、そんなものですか?」「うちの調律師は耳で聞いて音を直すのではなく、機械が判断して調律しています。」「鍵盤だけ見て、ペダルは何もして貰えませんでした。」と聴きました。機械で判断して調律する人はたぶん、調律師の資格に合格されていない人ですので、信頼のある人にお任せしたほうが良いと思います。

調律に疑問をお持ちの人は先生にご相談下さい。宜しければ、私の調律師をご紹介させて頂きますよ。良心的で一般の楽器店の調律師よりお値打ちで丁寧な作業をしてくださいます。私は毎回、「この辺の音色が周りの音と違和感があるので、調整してください。」とか「低音の響きに深みが欲しい。」「ペダルは踏み具合によって段階的に効き目が分かるようにしてほしい。」など調律師さんに伝えました。何はともあれ、希望を申し出れば、それに対応できる高度な技術を持っている腕利きの調律師なので、安心です。