昨日は宗次ホールにて赤松先生のレクチャーコンサートがあり、出掛けました。本当に素敵な演奏で感無量でした。やはり、演奏は頭で勝負ですね。赤松先生は音大出身ではなく、外交官志望の神戸大学卒で、大学4年時に「シューマン国際ピアノコンクールに参加して、これでピアノを最後にしよう!」と思い、受けられました。その結果が良かったので、そのまま海外のコンクールに参加され、その賞金でヨーロッパで過ごされ、外交官の道は無くなりました。赤松先生は知識も豊富で、どうやって演奏すると良い結果になるという技をいっぱいお持ちです。本当にキラキラした美しい音色でした。PP(ピアニシモ)も非常に綺麗な音です。小さいお子さんは弱い音を出すのが苦手という子が多いですが、研究して克服してほしいです。そして、赤松先生の集中力とド迫力も凄いです。毎日各地で演奏やセミナーなどをされ、頭の中はどうなっているの?と思うくらい、レパートリーが膨大で暗譜された曲の多さに驚きです。帰宅後、(演奏を聴きながらメモした紙を参考に)自分の楽譜に要点を書きとめました。いつか生徒さんに役立てばと思います。
きゃ~、Facebookに投稿したら、赤松先生から直々にメッセージが届きました。
来週はお友達レスナーと赤松先生のハンガリー曲を聴きに行きます。
ちなみに上の写真はFacebookとは異なりますが、コンサート会場までの道でお気に入りのスマホケース(写真右下)を見つけ、買いました。雑誌Rayに掲載されたようです。色が5色ありましたが、若者らしい色にしました(笑)
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音のトリック
目を閉じて聴いてみると、ピアノ1台で演奏しているとは思えないこの動画は既にご存じでしょうか?
世界で注目された動画です。しかも、日本のヤマハの楽器で演奏されています。
セミナーで学んで来ました!
日本の評価も変わりつつあるのかな?
動画はのだめのショパン、ピアノ協奏曲第1番です。
ピアノは人それぞれ感じ方が違うのでいろいろなピアニストの演奏を聴くのも面白いです。のだめの演奏は個性がありますが、情感が豊かで、それを聴いた人が「凄くイイ~!」と思う感動の演奏だったので評価されましたね。
一昔前の演奏は「強く速く!」→「規則正しく楽譜通りに弾いた者が勝ち!」というコンクールの傾向でしたが、近年は「(最終的には)楽譜通りに弾いちゃダメ!」という著名な先生もいらっしゃいます。
要するに、初めは楽譜通りの音やテンポを確認し、その後、自分が表現したいように考えて弾け!という印象です。そうするとその子その子によって特徴のある演奏になり、聴く側も面白くなります。これは、昔より更に「頭を使って弾け!」っていうことで、高度なものを求められていると思います。情感豊かに弾くにはどうすべきかというと、強弱、音楽の呼吸をどう入れるか?、何処で粘って弾くか、速度の揺れを取り入れるか?ペダルの効果をどう使うか?などいっぱい出来ることがあります。
さぁ、あなたなら、今の曲をどう演奏したいと思いますか?
話題の小説の中の曲が明らかに!
ベートーヴェンもイイ!
中2の○○ちゃんが勉強中のベートーヴェンソナタを最近よく見直しています。ベートーヴェンらしい険しさと鋭いリズム、迫り来る躍動感を感じながら弾くと、夢中になって時間を忘れ、弾きこんでしまいます。リストやショパンと一味違い、迫力とカッコ良さがあります。華麗に弾きたいですね。加齢じゃないよ。(笑)
私が学生の頃、師事していた先生が「ここから再現部。ここはEs-durに転調、ここはc-moll、ここはF-dur」と教えられ、それ以上のことは教えられなかった時代でした。「それがどうしたの?何が言いたいの?」という感じですが、要するに「あとは自分で聴いて判断しろ!」っていうことです。でも、それを理解するには時間が掛かります。へたしたら、何年も掛かります。分からないまま、次の曲になることも…。私はセッカチだし、生徒さんに早く上手になって欲しいと願う為か、その理由を言っちゃいます。
でも、それが功を奏してなのか、「教え方が分かりやすい!」と言われ、「あー、それで良かったんだ!」と単純に思うことにします。(笑)
ピアノが上手いか下手かは、上手に聴こえるテクニックをどれだけ知っているかだと思います。私が分かる限りのことを生徒さんに伝え、それを生徒さんが頭に詰め込んで演奏してくれれば、有難いです。
まだまだ勉強したいことがあるので、少しでも多くのことを伝えられるよう励みますね。
では、ケンプが演奏するベートーヴェンをお聴きください。下のURLを開いて「再生」を押すと少し経つと音が出て来ます。いつかこの曲をやりたい人は先生にお申し出くださいね。(ベートーヴェンを聴くなら、ケンプかアシュケナージ、またはグルダの演奏だと思っています。)
https://www.muzikair.com/jp/player/track/8gmggd-ベートーヴェン-ルートヴィヒ・ヴァン-ピアノ・ソナタ第5番-ハ短調-Op-10-No-1-第1楽章.html
きらめき☆お申込み開始
耳を養おう☆タイプライターシンフォニー
久し振りにこれを聴きました。面白い演奏です。タイプライターを打つ人もリズム感と指の動きが要求されますね。この作曲者は「シンコペーティッドクロック」を作曲したアンダーソンです。
音楽は色々な音の合奏です。「ピアノは1台で奏でられるオーケストラ」とも言われています。
きらめきの曲が自分一人で曲を操ることが出来るようになって来ましたか?
まずは、誰かに自分の演奏を聴いてもらい、聴いただけでその曲のイメージ映像が思い浮かべられるか?尋ねてみましょう。そして、この動画のように、音楽の楽しさも聴き手に伝わるか?聴いてみましょう。
その為にはいろいろな曲を聴いて耳を養わなきゃね!