中2の○○ちゃんが勉強中のベートーヴェンソナタを最近よく見直しています。ベートーヴェンらしい険しさと鋭いリズム、迫り来る躍動感を感じながら弾くと、夢中になって時間を忘れ、弾きこんでしまいます。リストやショパンと一味違い、迫力とカッコ良さがあります。華麗に弾きたいですね。加齢じゃないよ。(笑)
私が学生の頃、師事していた先生が「ここから再現部。ここはEs-durに転調、ここはc-moll、ここはF-dur」と教えられ、それ以上のことは教えられなかった時代でした。「それがどうしたの?何が言いたいの?」という感じですが、要するに「あとは自分で聴いて判断しろ!」っていうことです。でも、それを理解するには時間が掛かります。へたしたら、何年も掛かります。分からないまま、次の曲になることも…。私はセッカチだし、生徒さんに早く上手になって欲しいと願う為か、その理由を言っちゃいます。
でも、それが功を奏してなのか、「教え方が分かりやすい!」と言われ、「あー、それで良かったんだ!」と単純に思うことにします。(笑)
ピアノが上手いか下手かは、上手に聴こえるテクニックをどれだけ知っているかだと思います。私が分かる限りのことを生徒さんに伝え、それを生徒さんが頭に詰め込んで演奏してくれれば、有難いです。
まだまだ勉強したいことがあるので、少しでも多くのことを伝えられるよう励みますね。
では、ケンプが演奏するベートーヴェンをお聴きください。下のURLを開いて「再生」を押すと少し経つと音が出て来ます。いつかこの曲をやりたい人は先生にお申し出くださいね。(ベートーヴェンを聴くなら、ケンプかアシュケナージ、またはグルダの演奏だと思っています。)
https://www.muzikair.com/jp/player/track/8gmggd-ベートーヴェン-ルートヴィヒ・ヴァン-ピアノ・ソナタ第5番-ハ短調-Op-10-No-1-第1楽章.html
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