今年のバッハコンクールに日程と課題曲が発表されました。
名古屋地区前期は10/6(日)リリオ・コンサートホール
名古屋地区中期は11/3(日)中川文化
名古屋地区後期は12/1(日)西文化です。
ご希望の人は先生にお申し出くださいね。
作曲家の意図が新たに解明され、2~3年前に出版された指導書がもう使えなくなり、最新の指導書に要点だけ書き写す作業をしなければならなくなりました。
私がこれまで当たり前な奏法だと思って来たアーティキュレーションが全く違うのです。
間違ったことを教えられないので、今日のレッスンから改めます。
でも、まだ、バッハインベンションの伴奏録音があと5曲、残っているので書き込みは順にします。
引き続き、情報のアンテナを張っておきます。
ある俳優さんが台本に書かれている「すごくおいしい」を読む時、
「すごく、おいしい」
「すご~くおいしい」
「すっごくおいしい」
「す、ご、く、おいし~い」
「す、ご、く、お、い、し、い」
という言い方があると思いますが、音楽表現も言葉と一緒で、言い方や抑揚の付け方で心が感じられるかどうかが変わって来ます。
そこで、審査の時、他の人との差が付くのだと思います。
あなたの曲を再度、見直して、どのように表現したいか考えてみましょう。
名案が浮かんだら、先生に話してね!
ピアノを演奏する時、アーティキュレーションによって、かなり曲の印象が変わります。要するに文の句読点で意味が変わるという事です。
例えば、
「私は、泣きながら走る弟を追いかけた。」と
「私は泣きながら、走る弟を追いかけた。」では、泣いている人が誰か変わって来ますよね。生徒の皆さん、分かりますよね?
また、「おしょくじけん」と聞くと、「お食事券」なのか、「汚職事件」なのか大きな差が生じますね。音楽もそれと一緒で、「おしょくじ・けん」「おしょく・じけん」かで意味合いが変わります。音楽も一緒で、アーティキュレーションの付け方で曲の印象が変わります。
楽譜も年々進化しており、従来のスラーの付け方は本来の作曲家の意に反していると解明された物もあり、私も楽譜を買い直し、注意書きを一から書き直す作業もしています。
間違った弾き方を生徒さんに伝授しないよう、これからも精進しますね。(コンクールでも悪影響が出ちゃうといけませんからね。)
レッスンでは、生徒の皆さんがどうすれば、コツを掴んでくれるかな?って思っています。
今回は音符の長さが覚えられない人、リズムが複雑になって難しいと思う人、リズム感が掴めない人、ペダルを踏むタイミングが上手くいかない人、離鍵が遅く、音が濁る人などにお勧めです。
その名は「リズムくん」と、皆さん良くご存じの「太鼓の達人プラス」です。
「リズムくん」は音符の長さを覚えないと出来ません。(アプリは¥240ですが、なかなか良いのでこの値段なら良いかな?って思います。)テンポも変えられるので、簡単バージョンからかなりの難度まで出来ます。テンポが速くなると離鍵の素早さが鍛えられます。
拍子感も学べます。楽器も3種類から選べますよ。
「太鼓の達人プラス」は無料アプリです。タイミングを掴むのに良いですし、連打があるので、離鍵にも役立ちそうです。なんと、選曲に「カルメン」「ボレロ」「くるみ割り人形」「アンパンマンマーチ」「森のくまさん」のような音楽もあります。
作曲家の三善晃先生に関する記事が目に留まりました。
「あるピアニストが三善先生の曲を演奏したところ、三善先生が『私が一生懸命考えて作った作品なのに、こんなに違う音(音色)で弾かれると哀しくて辛いものがあります。』と仰って、その言葉を聴いて震えあがりました。私達が間違った解釈をすると作曲家を悲しませることになるという事を改めて感じ、肝に銘じなければならないと思いました。」
曲のイメージを掴むのはとても大事ですね。
来週からのアナリーゼでみんなと一緒にしっかり学びましょう。
スティックのりも忘れないでね!