スタッカートが苦手な人、または抜け抜けのスタッカートになる人も参考になる赤松先生の記事です。ご一読頂けると身になるかも?
《スタッカートの音をどのように弾くのかイメージする》
スタッカートの記号を見た時、またはスタッカートを施す時、どの音をどのように弾くのかをまずイメージすることが大切です。例えば、メヌエットとジグではスタッカートの質感は大きく異なりますし、四分音符と八分音符のスタッカートが同じ訳がありません。つまり、「きわめて短く」「適度に」「弾力を持って」のいずれかを考えなければなりません。
《作りたいスタッカートに合わせた手首の使い方がポイント》
きわめて短いスタッカートを作りたい時は指先(第一関節から先)を硬くして、速い打鍵を必要とします。手首に力を入れると指先が硬くなります。そこで手首を脱力すると弾力が生まれて、しなやかさを有した柔らかい質感のスタッカートになります。
一方、手首の力を抜かずに離鍵すれば、短く鮮やかなスタッカートが得られます。毛抜きやトゲ抜きをイメージすると分かりやすいです。
要するにスタッカートの奏法は手首がポイントになります。
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