バッハのフランス組曲はそれぞれの特徴を良く感じ、煌びやかで、迫ってくるメロディは指の圧力を感じるタッチで、弱い音のタッチはとても繊細でした。とても美しいフランス組曲でした。
ベートーヴェンは厚みのある音楽を感じ、もう1曲は交響曲第5番を思い出す3つの同音連打が心に響きました。音楽の呼吸、間の取り方がその曲の素晴らしさを引き立てせているのかな?かと思いました。
アンコールも3曲あり、「主よ人の望み…」は精霊を感じ、「魔王」もメロディの対比に圧倒されました。
夕方からの演奏はモーツァルトの軽やかさ、愛らしさ、タッチもダイナミックさと優しさを感じました。
近現代のプロコも良かったですが、スクリャービンは独特のハーモニーと迫り来る凄さに圧倒されました。
ドビュッシーの「喜びの島」も大好きな曲で、次のテーマに移る時の入り方がとても絶妙で痺れました。(💖ウットリ)
リストはタッチが深く、迫力があり、「ハンガリー狂詩曲」はあのテンポであれだけ瞬間移動が多い曲はかなりの集中力が要されると思い、私は腰が抜ける程でした。かと思えば、「コンソレーション」ではブラッシングタッチでとても繊細な音を作り出され、ペダリングがルイサダのように足の裏で感覚を掴んで踏んでいらっしゃるように感じました。
「メフィストワルツ」も大好きな曲でSTORYも面白いのでとても楽しめました。大満足です。
アンコールは本当にサービス精神旺盛な赤松先生はまたまた3曲演奏され、ショパン2曲とドビュッシーが1曲でどれもが素晴らし過ぎて、本当に「赤松先生に弾けない曲はない❣️」と再確認致しました。幸せな一日でした。
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