コンツェルトの勉強の意義


国内外で数々のコンツェルトを演奏されてきたピアニスト・赤松林太郎先生からのメッセージです。

赤松林太郎

“扇型に広がるオーケストラの前で、グランドピアノがその大きな蓋を開いた瞬間から、豊穣に鳴り響くハーモニーの世界が始まります。
天の川から音符が降り注いでくるかのようなモーツァルト。弓が弦をこするたびに、熱い鉄を打つ火花がほとばしるベートーヴェン。
クラリネットやチェロに声を与えて、最愛の妻に寄せる想いを歌うシューマン。ホルンにウィーンと人生の郷愁を語らせるブラームス。
子供の魔法にかかったかようなオーケストラを操るラヴェル。大地をふるわせ黄金の鐘で頌栄を歌い上げるラフマニノフ。
数多の作曲家がオーケストラの広大なカンバスに魅了され、88鍵を駆け巡る指とともに、思い思いのロマンを描き上げました。
”皆でコンツェルトの世界の扉を開きましょう!”

武田真理先生(東京音大教授)は・・・
コンチェルト部門は、自分よりも高いレベルの人と組み、より良い影響を受けて成長できる機会でもあります。オーケストラのスコアの見方もよく勉強して、頭の中でオーケストラの音をイメージすることは大切です。早いうちからコンツェルトを勉強していくことは、ソロの成長にも繋がりますので、ピアノ学習者にとって不可欠なことだと思います。

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