浜コン鑑賞☆至福の時間


いよいよ、浜コンの本選の時間になりました。凄く多くの人でチケットは早くから完売です。
こちらはFacebookとは少し異なり、本音を書きます。

まず、最初の演奏者・愛知出身の務川くんはプロコのピアノコンツェルト第3番を予選より更に素晴らしく、体から表現して迫力ある演奏をされていました。打鍵の方法も際立っていて、低音も体から音を出しているような迫力を感じました。

静岡出身の安並くんはブラームスのピアノコンツェルト第2番を演奏されました。本音を申せば、もう少し情緒豊かに歌って弾いてくれても良いかな?と思いました。勿論、ファイナリストだけあって、離鍵のキレはありました。なんだか、規則正しく弾いてツマラナイ部分もあり、情熱が少し薄いかな?と思いましたが、ピアニシモの音が綺麗でした。最後の再度登場するタイミングがイマイチで指揮者がガックリされているような気配も感じました。

 

休憩の時、3次予選に演奏された梅田君をお見かけしました。梅田くん、安並くんより上手いと思ったので残って欲しかったです。牛田くんの演奏を身を乗り出して聴き入っていらっしゃいました。

 

名古屋出身の牛田くんはラフマニノフのピアノコンツェルト第2番で、一音一音(左手の細かい部分も)よく歌い、タッチや響かせ方、バランスなどを隈なく熟慮して、指のコントロールに長けていて、その上で曲の情景を浮かべながら演奏しているような顔の表情でした。音が際立って美しく、出すべき音がよく鳴り響いていました。ソフトな音も自然で美しく、情熱がヒシヒシと伝わって来ました。タッチもクッキリで素晴らしかったです。第2楽章は左右の音を少しズラしてオシャレな感じで弾いていた部分もありました。第3楽章も主旋律が際立って美しい演奏でした。

牛田くんの演奏後、聴衆の拍手が鳴り止まなく、「ブラボー!」の声がアチコチから飛び交い牛田くんは指揮者とハグした後、深々とお辞儀をされました。

その後、舞台に再度、登場した時は牛田くんがオケの人に拍手を贈り、指揮者の手を持ち上げて指揮者を称え、その後、聴衆に再度深々とお辞儀をされました。

人への気遣いやマナーも素晴らしい‼️

本当に素晴らしい演奏を聴かせて頂き、至福のひと時でした。務川君もお上手でしたが、牛田君も素晴らし過ぎる演奏でした。また、聴いてみたいと思う演奏でした。

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