素敵なバッハ


今、私、ちょっと大変な時期でもありますが、随分前からチケットを買ってあったので、赤松先生のコンサートに出掛けました。とても美しいインベンションで感動致しました。一昔前のバッハは打鍵をハイフィンガーでしっかりと、無表情で淡々と弾くスタイルが一般的でしたが、現在の奏法は歌って弾くバッハになり、インベンションもこんなに綺麗な音楽になり、身近に感じました。長調の曲はマリア様の声が聴こえてくるようでした。
一方、短調の曲はイエス様が十字架を背負って坂を登る様子や苦しみが伝わる悲しい音色も感じました。バッハは息子たちに音楽を持って人生の教えを説いたのです。

ガラッと変わって、2部ではピアソラの曲が大人のジャズを感じ、とても素敵でした。
迫力も満開で、スペインから帰国されたばかりの赤松先生の集中力・レパートリーの多い頭脳に驚愕しました。

 

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