今日は赤松先生のバッハインベンション第3回の指導者セミナーでした。
赤松先生のセミナーはいつも内容が深く、イギリス王朝、フランス文化、イタリア文化など、時には歴史も織り交ぜられ、そこに演奏法も加わって、非常に密度の濃い勉強になります。
とにかく、バッハは自分の子ども達に音楽を通じてキリストの教えを伝えたかったということは勿論ですが、和音で減7が出て来ると苦悩を表し、それ半音階でメロディーが進むと、イエス様が重い十字架を背負って丘を歩いていることを表し、それが最高音に達すると十字架が立てられたことを意味するということも学びました。
また、短調の曲で最後の終わり方がピカデリー終止で明るく終わっていると、光が差し込み、希望を表しているということを以前から存じていましたが、赤松先生が仰ると、本当に希望が湧いて来るようでした。
バッハは数字にこだわりが強く、Bachという文字がアルファベットの順で計算すると、2+1+3+8=14になり、当時、バッハは新しく出来た音楽院に入りたかったのですが、会員番号があることが分かり、14という数字が欲しくて、友人にその音楽院に入るよう勧め、自分は14番目に入ったそうです。キリストの受難の曲を作ったかと思えば、こんな一面もあり、おもしろい人ですね。
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