以下は抜粋です。
「このコンクールの特徴は、事前審査がなかったことだ。コンクールに出場を申し込んでモスクワに来た全員を文字通り審査した。最年少部門では課題曲はなく、演奏する曲を自分で自由に決めることができた。重要なのは、演奏曲目の中にロシアの音楽を含むことだった。その他の部門では、ラフマニノフの作品を1曲以上演奏曲目に含めることが課題とされた。参加者全員が並外れた努力と真剣さで取り組んだ。最年少参加者はわずか6歳で、モンゴルから来た。11歳から13歳を対象にした国際コンクールは少ないため、同部門の参加者は大勢いた。18歳から25歳までの部門は、様々な国の専門学校や音楽院で学ぶ立派な音楽家たちで、大規模で本格的な曲目を演奏した」。
コンクールには日本から10人のピアニストが参加し、数人が入賞した。スプートニクの記者は、最年長部門で1位になった三好朝香さんと、3位に入った山西遼さんにお話を伺った。
三好朝香さんへのインタビュー
質問:モスクワに来たのは初めてですか?モスクワはどんなイメージですか?
モスクワに来たのは初めてです。グネーシン大学で練習している時に窓から見える景色や、肌で感じる冬の景色などたくさんのものを実際に感じてみて、自分の音楽、自分が出す音色もすごく変わったと思いました。
山西遼さんへのインタビュー
質問:今回のコンクールでの演奏には満足していますか?
いま自分ができることは一生懸命できたかなと思っています。このロシアという地でラフマニノフを弾けたのは大変光栄だと思っています。
質問:どんなジャンルの音楽がお好きですか?
ロシアの音楽は広くて大きな世界が見えてきていいですし、もちろんドイツ音楽もフランス音楽も好きです。作曲家で選ぶのではなくて、いいなと思う曲を弾いたりするようにしています。あまりジャンルや時代などを決めつけずに、いろんな曲に取り組むのが好きです。
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