先日の曲の解説のネタバレです。
素敵な女性に出会いトキメキ、恋い焦がれた男性。彼女を追いますが見失い、数年経ち、諦めていた頃に新しく普通の女性に出会い、結婚します。
そして、また年月が経ち、忘れた頃に以前ときめいた女性を発見。しかし、既婚の身であるので、憧れだけで終わらせ、その心の中の葛藤をショパンはメロディで表現しています。胸に秘めて収めるという、敗者である自分の立場を認めながらも生きるというお話です。解説には「敗者」と書かれていましたが、敗者と書いてしまったら、現在結婚している妻にも失礼な気がしました。
動画の演奏は仲道郁代さんです。情感豊かに歌い上げています。これくらい弾き込まなくちゃ、良いものが観客に伝えられないのでしょうね。
では、ショパンのバラ4(バラード4番)をお聴きください。
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