動画はリストのメフィストワルツの第3番の一部です。
メフィストワルツの第1番はよく演奏されますが、リストは1番を書いた20年後(晩年)に2番と3番を書いたそうです。
メフィストワルツはゲーテの戯曲ファウストを題材にした曲です。
ストーリーは、学問に没頭して、世の中や恋愛も知らずに老人になってしまったファウスト博士が「人生を楽しむことなく年老いてしまった。」と悲観していました。そこに悪魔のメフィストフェレスが現れ、ファウスト博士に「若返りの薬をあげるから、その代わりにお前の魂をくれないか?」と話を持ち出されます。1番の曲の中には馬に乗って登場するメロディーや誘惑のメロディ、悪魔の笑い声が音になって現れ、面白いです。
この曲は世界文学もある程度、知らないと弾けません。動画の3番は悪魔のメフィストフェレスという人物そのものが浮き出され、この曲の中でも笑い声が何度も現れます。どれが笑い声か当ててね。
ピアノの曲には他にも世界文学を題材にした作品があり、とても興味深いです。
ピアノの曲には他にも世界文学を題材にした作品があり、とても興味深いです。
動画をご覧になると、菊池先生の的確なタッチと離鍵の速さを見習いたいですね。そして、真剣に音楽に向き合っていることも分かると思います。
今回もゲネプロなので正装ではありません。下のURLをペーストして開いて頂ければ、お聴きになれます。
https://mobile.twitter.com/Uacademia/status/921676595504361474
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