ポップスでもクラシックでも現代西洋音楽の原点はバロックにあります。
バッハインベンションやシンフォニア、平均律をやっている子、またはバッハコンクールに出る為、バロック時代の曲をやっている子がいると思いますが、この時代の曲にはレトリック(音型や調整)に意味があります。
☆アナバシス・・・上行の音型で、希望・勝利・夢・明るさ・強さ・外向性を表現します。
一般的にはクレッシェンドをしますが、例外も時々出てきます。
☆カタバシス・・・下行の音型で、弱さ・内向性・否定・絶望・地獄・闇・死を表現します。
一般的にはデクレッシェンドになりますが、これも例外が時々出てきます。
他にも、宗教音楽を目指したバッハのf-moll(ヘ短調)はキリストが十字架に張り付けられた意味を表します。
また、音型によっては喜びを表すもの・・・なども出てきます。
これを知って弾くのと知らずに弾くのとでは、音色の深みが変わって来ると思いまし、弾くのも面白くなりますね。
でも、その前にしっかりしたタッチが出来ているかどうかが問題です ❢
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