やはり甘い子が多いかな~?


東京音大で教鞭を執られている菊池先生(まだ帰国されたばかりの時期に近現代の曲の演奏を聴いたことがありますが、凄く音楽に真摯で誠実な演奏でした。パーティの際、お話をすると控え目で謙虚な印象を受けた記憶があります。)

その菊池先生のFacebookを読んでいると、こんなことが書かれています。

「僕の授業を受けて『説明が難しい。言っていることがよく分からない。』という学生がいますが、その一方、『理路整然として、よく分かった!』という学生がいる以上、理解できないのは自分の努力不足だとは考えませんか?

僕だって、18歳でフランスに行って直ぐの頃、フランス語で理論の授業を受けるに当たって、無論、分からないことだらけだったけれど、携帯用の辞書を持参してその場でも出来るだけ調べたり、間に合わないことは全て耳に聞こえた通り、綴りも分からないからカタカナとかも混ぜて使ってメモした物です!勿論、ネットで検索してすぐにわかるような時代でもなかったし、普通の辞書には載ってないこともかなり多かったけれど!そうして毎回食らいついていくことで次第に周りのフランス人負けずに発言できるようになっていった。レッスンの時も最初はそうだった。楽譜の隅にまだ拙いフランス語を駆使して自分でメモしまくった。勉強ってそうやってするのが当たり前ですよね?それでどうしても分からないなら、その場で質問・・・」と書かれています。

今は物が溢れて、それが当然と思って、甘えている子が増えているのかな?
私も指導者セミナーを受けて、バロック時代の勉強の際、ラファエロの絵画の作品名を言われて、すぐに分かりませんでしたが、家で調べたら、「あー、この絵ね!」と、すぐに分かりました。
他にもヨーロッパの王朝時代の話も出て来るので、ある程度、知識がないと繋がらないことがあります。何歳になっても勉強しなければ、脳が死にますね。(笑)
あ、菊池先生の若かりし日の写真を見つけました。

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