私が学生の頃は、音大に入るのも難しかった為か、とても厳しいレッスンでした。
「これだけ練習して来たから、どう?」と思い、勇んでレッスンを受けるとダメだしされ、悔しくて涙を流して帰った記憶があります。
同じ先生に師事していた子がお月謝を忘れ、先生の家の近くまで来て帰りました。レッスンを受けさせて頂けないことを分かっていたからです。というか、それは先生に大変失礼で、当たり前なことでした。本を忘れてもレッスンは受けられません。練習を怠けた子にはレッスン室のドアに向かって、先生が本を投げるってこともありました。そういうことをよくご存じのお母様、または、厳しい礼儀作法を身につけられたお母様は現在もいらして、そのお子さんはよく練習して来て、頭もよく、偉いですね。これは音楽に対する姿勢の問題で、勉強にも繋がると教えられました。
私の教室は第1週目までにご納入という形ですが、楽器店の教室は前月の最終週に翌月のお月謝をご納入という形です。未納入な場合、社員が「ごめんね。今日はレッスンが受けられないの。」と言ってお子さんを帰すという事実があります。または、前月の第2週目からお月謝袋を配る教室やお月謝取り立て係をお願いする所もあるようです。私はさすがにここまでは出来ないです。生徒さんのご家族を信頼していますからね。
一方、こんな話も聞いたことがあります。高速道路に乗って先生宅までレッスンに行って、演奏の出来があまり芳しくないと、先生が優しい口調で「今度から来なくてもいいからね。」と仰ったそうです。これはキツイですね。が~んです。私の教室はそこまで厳しくないですから、ご安心くださいね。
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