生徒の皆さん、よく頑張りましたね。みんなの真剣さが伝わりました。それから、やはり、こういったコンクールは三位一体が不可欠だと再確認致しました。親御さんが熱心だとお子さんもそれに報いるように頑張ります。「先生に任せておけばイイでしょ。」という放任の親御さんと、お母様が「ここをこうするんだったでしょ?! もう少し頑張って」、「この部分はなかなか出来ないから、こうやったらいいんじゃない?」、「うちの子はなかなか覚えられないので、3時間練習しました。」「うちは4時間練習させました。」など、差が歴然とします。後者は必至さが伝わりまずね。神様もそういう子に応援したくなりますね。何かひとつのことに没頭出来る子は、途中で投げ出すような無責任な子にはならないと思います。結果が良くても、残念でも真摯にそれを受け止め、改善点を見つけましょう。金賞だった子も浮かれず、羽生君のように自己ベストを更新しましょう。
今回、電子ピアノからアップライトピアノ、アップライトピアノからグランドに買い換えられた人は全員、上位入賞になりましたね。大きなトロフィーで良かったですね。練習量もだいぶ増えましたね。しかし、みんな同じ条件でおうちの楽器が良くなると、今度はテクニックや表現力で頑張らねばなりませんね。メンタル(精神力)もフィジカル(しっかりした音を出せる身体的なことや体調管理)も大事です。
それから、あるお客様からクレームがあったのですが、演奏中のドアの開閉禁止というのが守れても、演奏中にホール内を歩かれていた人がみえたようです。他のお客様の目に留まり、マナーの悪さにガッカリされたことと存じます。私が以前、某コンクールの総括をさせて頂いていた時、「ホール内は審査中です。演奏が始まったら、その場で足をお止め下さい。」と、アナウンスの人に頼んだことを思い出しました。大人はお手本であり、それを子ども達に伝えるという、質の良い「きらめき音楽祭」にしたいと願っています。その場の空気を読める人間であり、謙虚で、控え目で美しい人間を目指したいです。そういったことが奏でる音楽に反映します。マナーの悪い人は必ず、いつかどこかでボロが出ます。私の教室にはマナーの悪い人が居ないことを信じています。私は「ピアノは人間磨き!」だと思っています。みんなも頑張って!
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