ショパコン、気になる審査法は?


気になる審査方法は?

審査の方法についても見ていきましょう。

まず、いずれのステージでも、審査員は自分の教え子には点数を入れることができません

ステージ1から3では、審査員は、各コンテスタントに、次のステージに進むべきか否かのYES/NOと、1〜25ポイントの点数をつけます。YESの数が多い順に、得点の平均点を添えたものが並び、名前を明かさない状態で次のステージへの通過者が決定されます。

ただしステージ3のあとは、9番手から12番手について、審査員の過半数がコンテスタントの名前を知りたいとした場合、名前を見たうえで、10名のファイナリストを決定するとのこと。

1937年に開催された第3回ショパン国際ピアノコンクールのステージ3の様子。左側に審査員が座っている。
©Koncern Ilustrowany Kurier Codzienny

ファイナルでは、1から10までの点数を各コンテスタントに投票。これは、コンクールの最終順位という想定で、これまでのステージの演奏も考慮にいれたうえでつけられる点数です。

そして最終的には6名までに順位が与えられ、彼らはショパンコンクール入賞者として、歴史に名を刻むこととなります。

いったい、日本人は何名残ってくださるのかしら?

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