今週は連続3日の指導者セミナーを終えました。その中で最も印象的な曲は何度聴いても泣けてくる「幻想ポロネーズ(略して「幻ポロ」)」です。ショパンの病がかなり進み、蝕まれていく苦しみの中、書かれた曲です。
瞑想的で意識が消えたり、フォルテシモが続かず、肺が苦しくなり、心を癒すようなコラール風のメロディが出てきたり、夢の世界に行ったり、遠い祖国を思い出したり、意識が覚醒したりする様子も曲の中で出てきます。希望の光に向かうメロディーも分かります。孤独で病床の天井を見上げる場面も泣けてきます。
9:30〜のトリルはショパンの体が動かなくなり、痙攣を表している様子です。そして、霊体が天に昇って行く様子、魂を掛けて音を紡いでいる様子、迫る死の恐怖、越えなければならない苦しみ、苦悩と葛藤、熱にうなされ苦しむ場面も出てきます。お時間のある人はBGM代わりにお聴きください。
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