4月 08

カプースチンはクラシック?Jazz?

カプースチン東京音大・准教授の川上昌裕先生が親しくされていらっしゃるクラシックの作曲家、カプースチンです。勉強するべき重みのある作曲家の一人で、よく知られている《8つの演奏会エチュード》作品40は音大ピアノ科出身者や、かなり弾けるピアノ愛好家にも人気です。私も川上先生の講座を受けたことがありますが、他にも油の乗ったコンクール審査員も絶賛の作曲家です。

カプースチンはジャズ的な語法を用いて、《24のプレリュード》作品53などドンドン書いていきました。それ以降、更に自由になって、クラシカルになる一方で、ジャズ要素いっぱいの作品104《2台のピアノとパーカッションのための協奏曲》のような作品もあります。カプースチンの曲は、色んな要素が入っているバランスの取れた作曲家です。

写真中央の人物がカプースチンです。実は私の亡き父にそっくりの顔です。

下のURLを開いて、上から7番目の《銀色の長袖の男性がホールで演奏する動画》がリズム感もキレもあって上手いです。
是非、お聴き頂き、目標の曲にされたら、如何でしょうか?

 

 

4月 07

トコトン追究した人だけに味わえる幸福感!

3指揮者の川瀬さんのFacebookが楽しい投稿だったので、私は思わず「音楽も言葉の表現も豊かでイイですね。」とコメントしました。
「音楽!そこにあるのは音楽のみでした。
こんな経験を出来るからやめられないんですね、きっと。」
とありました。
指揮者冥利に尽きるってことですよね。
音楽をトコトン追究した人が味わう幸福感ですよね。
皆さんも私と一緒にこれを目指しましょうね。
4月 06

ピアノの最高の醍醐味・ピアノコンツェルト

4素晴らしい!
オープニングはチャイコフスキーの曲で始まり、ラフマニノフのピアノコンツェルト2番の演奏直後、割れんばかりの拍手と「ブラボー!」の声が何度もありました。
その後のラフマニノフのピアノコンツェルト3番の演奏後は指揮者の川瀬さんとピアノの小山さんは目と目を合わせ、川瀬さんは両手を握りしめ、「やったぁ!」と達成感ある表情でした。
鳴り止まない拍手!ホールの壁が拍手の響きでベキベキと壊れそうなくらいでした。本当に素晴らしい演奏でした。
高い集中力(オクターブの連続打鍵と同音連打、遠い跳躍で瞬時の移動音)と色々なタッチ(左足を上げて音を出す重量奏法、ブラッシングタッチ、速いアルペジオは手のひらが舞っているような奏法)も拝見できる場所でした。全身を使って演奏されているから、体力も必要ですよね。
指揮者も体と顔で精一杯、オーケストラに演奏表現を促しているようでした。
小山さんも演奏後は何度も頭を下げ、指揮者とオケの皆さんに感謝を告げ、
会場の皆さんに大きな拍手を頂いて恐縮しているような感じで、お人柄がよく現れていました。
昨日は行きにカワイで多くの音楽情報を収集し、その後のコンサート!
大変、良いひと時と良い勉強をさせて頂きました。
無心になって綺麗な心で奏でる音楽は何度も聴きたいですね。
生徒さんにもそんな奏者になって頂けるよう、私も努力しますね。
4月 04

ライセンス&きらめき音楽祭について…

グレードが新年度から少々変わったことを先日、お伝えしましたね。生徒グレードの4級を持っていて、だいぶ進み、これまで年齢制限でライセンスグレードを受けられなかった人は、少しずつ即興の勉強も取り入れて準備を整える予定です。「やっと受けれる!」と笑顔になった人もみえるかも知れませんが、いよいよですね。

さて、先日きらめき音楽祭で会場に使う貼紙を印刷したり、ソムリエクイズもだいたい作りました。今のうちに出来ることはやっておこうと思います。しかし、クイズの解説はまだ考え中です。

それから、きらめき音楽祭にご参加の人の今後の工作も楽しみだと思います。まだ、曲が決まっていない人もいますが、予定としては、5月初旬までに遅くても曲に入る。→5月下旬に工作をひとつ作る。→6月下旬までにもう一つ作る。→7月下旬に少し付け足す・・・という計画で楽しくレッスンをしたいと思います。
昨日、オマケにもうひとつひらめきましたが、これは欲しい人だけか、必要な人だけに提案させて頂きますね。

あ、そうそう、きらめきの曲を一通り最後まで弾けるようになった人には、次の用紙をお渡しします。
面白い物を既に準備してありますから、お楽しみに!

明日は芸文に勉強に行きますので、ブログをお休みします。宜しくお願い致します。

4月 01

牛田君のレッスン風景

4今日は金子先生による牛田君のレッスン風景を拝見しましょう。
おうちで何度も弾いて、出来上がった物を持ってレッスンに参上されています。音大生並みですね。

曲のほんの一部だけ聴いて、ムムムッ・・・
ラフマニノフのピアノコンツェルト第2番の第1楽章、プーランクのナゼルの夜会より『上品さの極み』だなっ!」て思いました。

特にプーランクのこの曲も洋書しかないと思います(日本から出版されていない)。同音連打の部分は上品な女性が「おほほほほっ!」と笑っているメロディーですね。我が家に楽譜とCDがありますので、すぐ判りました。皆さんも色々な曲を聴いて、「いつか、この曲を弾いてやるぞぉー!」っと炎を燃やし、意気込んでくださいね。

3月 31

1台のピアノがオーケストラのように!! 

斬新な方法でピアノを演奏する男性達に世界が騒然 !
ネットの声では、「なんてクリエイティブ!」

私が彼らの演奏を見るのは2作目ですが、以前より演出に工夫がされていてGOODです。
音だけを聴いていると、ピアノ1台とは思えないサウンドです。ピアノの弦をヴァイオリンの弓のように弾いたり、ピチカートをしたりで、考えられなかったことをしていますね。また、ピアノの枠である木材やフレームをパーカッションのように扱うのも面白いです。世界で話題になるのも納得です。
動画をご覧ください。
3月 30

ピアノ専用の靴があったとは!

9これがあったとは知りませんでした。確かにあれば、便利ですよね。
小さいお子さんの靴がバレーシューズのようにペタンコだと、ペダルを踏むときの傾斜がキツく、ペダルが利かないかも知れません。(おうちの練習の時、裸足でちゃんと下まで踏んでいれば、変わりがないかも知れませんが・・・。)
中学生の女の子が、おませな感じでピンヒールを履いてペダルを踏んだら、ヒールが細い為なのか、ペダルを踏み損なう場合もありますね。
 足音もそうです。以前、審査の先生に「舞台を歩く足音が気になりますね。」と言われたことがあります。そんなことを気にされない先生であれば、良いですが・・・。
でも演奏中にペダルを踏むとき、ペタペタ音がするような踏み方はいけません。「雑音入りの曲か?」と思われたら台無しですからね。これは靴底の素材も多少原因があるかも知れませんが、踏み方にも問題があるそうです。
写真の品は県内には販売されていませんし、¥15500~¥18500という少々高価ですので、これをご参考に良い物をお選び頂くのもいいですね。その為にも一度、動画をご覧ください。
下のURLを開いて頂き、中央の動画が2つあります。右の動画の方が分かりやすいかも?
3月 29

牛田君の楽譜

3写真の楽譜はプーランクの「エヂィット・ピアフを讃えて」の一部です。
当時、12歳の牛田君が楽譜から作曲家の意図を読み取り、自分で考え、表現するというのを大人のように出来るのは素晴らしいですね。
楽譜には牛田君が感じた「悲しみ」「いかり」「厳しさ」という文字が見えますね。
生徒の皆さんも自分の楽譜に書き込んでもイイですよ。

では、動画をご覧くださいね。
3月 28

うまくいかない時は・・・(アドラー心理学②)

4本番間近で何とか完璧な演奏にしたい場合のお話です。誰でも1回以上は本番(発表会やコンクール、ライセンスなど)で、本来の自分の成果を100%出しきれ無かったことがあると思います。その後の対策をどうすれば良いかという事です。

アドラー心理学は目的に対するアイディアを出さなければならないと言っています。原因の犯人探しをするより、豊か考え方だと思いました。
時々、有難いことに「ここの教室に入れば、コンクールも入賞できると思って来ました。」「ここならライセンスが受かると思って・・・。」という人がみえますが、良い結果になる為の条件を調べてみると、①講師が勉強を続け、知識を持っているか、②生徒さん自身が「努力しよう!先生からのヒントで何かを発見して、しっかり身に着けよう!」という気持ちがあるか、が問題だと書いてあります。やはり、レッスンを受けるだけでは何ともなりませんね。私ももっと勉強しなくっちゃ!
要するに甘い考えで、人任せでアグラをかいているのではなく、自分で見出さなければ、夢はかなわず、成功には辿り着かないという事ですね。人間として成長出来るよう、赤ちゃんから脱皮して、自分を厳しく律しましょう。
大きな賞をGETしたり、ライセンスに1回で合格できる子の特徴は、椅子に座ったら、精神を整え、音楽に真摯に向き合って、その場から逃げることなく、何とかしようという強い意志がある子です。そして、周りから冷やかしの言葉を浴びても、跳ね除けて動じない子です。オマケに自分自身を冷静に分析することも出来ます。感情より理性が強いです。立派に自立している感じですね。決して諦めず、1ミリも不安な言葉を発しません。これを小さい頃から鍛えれば、頭の良い子になりそうです。
それから、本番間近になったら、平常心&リラックスを心掛けて練習に励んで下さい。そわそわして過ごすのは禁物です。
家族の勇気づけの言葉も大きく作用しますので、ご協力を宜しくお願い致します。