以前、コンクールのお仕事でよくご一緒させて頂いた三重大教授の兼重先生のご長男の演奏はよく考えて弾いて見えると思いますが、おとなしい演奏でもうひとつ何かあればと感じました。
浜コンの演奏
以前、コンクールのお仕事でよくご一緒させて頂いた三重大教授の兼重先生のご長男の演奏はよく考えて弾いて見えると思いますが、おとなしい演奏でもうひとつ何かあればと感じました。
世界中から若き才能が集う第十回浜松国際ピアノコンクール(浜コン)。開幕を二日後に控えた六日、出場登録のため会場のアクトシティ浜松(浜松市中区)を訪れたピアニストの牛田智大(ともはる)くん(19)=名古屋市=は、“先生”への思いをあらためてかみしめていた。 日本人ピアニストで史上最年少の十二歳でCDデビューを果たし、メディアでもてはやされた「天才少年」。その牛田くんを「ピアニストの道」へ導いてくれたのが「先生」こと、故・中村紘子先生だった。 世界的なコンクールへと育てた中村先生。牛田くんは11歳と12歳の時、中村先生らが若手ピアニストを短期レッスンする「浜松国際ピアノアカデミー」に参加。12歳の時はレッスン生による模擬コンクールで1位になった。 そんな天才に中村先生は厳しい言葉をかけ続けた。「才能はあるけど実力はない」「タレントじゃなく、一流のピアニストになれ」。派手な自己アピールを嫌い、具体的な演奏技術はもちろん、ピアニストとしての心構えや、環境のあり方を牛田くんに教えてくれた。「(先生と出会った)浜松からピアニスト人生が始まった」という。 子ども時代からリサイタルに協奏曲にと演奏活動を行い、ファンも多い牛田くんにとって、予選会場となるアクトの中ホールは牛田くんにとって特別だ。一昨年二月、アカデミー設立二十周年を記念したコンサートで演奏したが、体調不良でまともに弾くことができなかった。客席にいた先生の前での「悔いが残る演奏」。 中村先生はその年の七月、病に倒れ、帰らぬ人となった。「あの演奏が最後になってしまったんです」 今回の浜コンで、牛田くんは予備審査(応募者約450名のDVD審査→95名を選抜なので、約2割強)を通過し、1次でプロコのピアノ・ソナタを、2次でラフマニノフのピアノ・ソナタを弾くらしい。どちらもあのコンサートで満足に奏でられなかった曲だ。 |
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きらめきのFinalが終わり、1週間が経ち、生徒さんのコメント用紙を拝見いたしました。
「生き生き弾けて、綺麗な響きの音で良い。」「軽快でリズムに乗って良い。」「音楽のセンスがある人」「品のある演奏」「構成をよく考えられた演奏」「強弱も工夫してある」などと書かれているのをよく目にしました。
皆さんの演奏が認められて有難いですね。
点数を見ると、殆どの人が「あと1点で金賞」「あと1点で銀賞」・・・などの人が多く、皆さんが僅差で競っていたことがよく分かりました。
この1点差を克服するためには更にテクニックを確実に身に付けなければならないことが分かります。また、来年までに腕を磨き、曲の検索も各自行なって、頑張りましょう。
先日のきらめきFinalのコメント用紙に書かれている音楽用語のお尋ねがあったので、教室にまとめて貼り出しますね。
主にあるのは、パッセージ、ディナミーク、フレージング、アゴーギグなどでした。
お楽しみに!
赤松先生が益々、国際的に大活躍です。
ローマで開かれる「第1回リスト国際音楽コンクール」の審査員を務められることになったそうです。
先日、スケジュールの空き時間を利用されて、歌舞伎座に行かれたようで、本当に趣味も多彩です。海外のお仕事の時、少し時間が出来るとスキーに行かれたりで、休みなくお仕事と趣味をエンジョイされてみえます。
深夜1時ごろにFacebookの投稿をされたかと思えば、毎朝、5時に起きてピアノの練習。このバイタリティは神戸牛とワインですかねぇ~。移動中には執筆や読書ですし。
あ、11/7に赤松先生は移動中に人生初のぎっくり腰になられ、ハリを打ちながらの一日だったそうです。それでも毎日詰まったスケジュールを熟されているようです。
先日、私もFacebookに赤松先生のセミナーを投稿し、その時も赤松先生のお体の健康を維持されるよう、書きました。それに応えて、赤松先生もリアクションしてくださり、有難いです。本当に日本や海外にも多くのファンがいらっしゃるので、健康にはお気を付け頂きたい人です。
生徒の皆さんも赤松先生の生の演奏を是非、聴いて欲しいです。
ウットリするのと、圧巻の演奏で感動されると思います。
以前もご紹介させて頂きましたが、生徒さんの一人が「この先、いつかショパンやリスト、ラフマニノフの曲が弾きたいから、指マットの9度が欲しい~!」という要望がありました。
「指マット」を初めて聞く人にご説明しましょう。
先日のきらめきの審査にいらした、ギロック協会主宰の伊藤仁美先生ご考案の物です。
数年前、私の教室では殆どの生徒さんが希望され、ご購入されました。
だいぶ昔に4000円くらいで指の強化の道具で形が違う物も売っていましたが、この「指マット」はお値打ちで、手軽に使えます。
「これで指先のペコペコが直り、きらめきの時、ハッキリした良い音で弾けるかも?」という願いで皆さん、ご購入されたのだと思います。打鍵時の幅に合わせて「5度」「6度」「7度」「8度」「9度」の5種類セットで¥2200です。
お店でご購入だとセットしか売っていませんが、私だと、伊藤仁美先生から単品(5度と8度だけとか)でもお売り頂けます。既に伊藤仁美先生の動画をご覧になられた人もいらっしゃるかも知れませんが、下の動画で使い方をご覧くださいね。
欲しい人は先生にLINEやメールでお知らせください。
来週の11/14(水)を締切にしますね。
赤松先生の指導者セミナーに出掛けました。
今回から4回シリーズでバッハのシンフォニアの勉強です。
インベンション講座の時も学びましたが、バッハは息子たちに音楽を通して、人間の生き方を学ばせたそうです。
・細かい音符のメロディーで上行するのは聖霊が飛んでいる様子。
・長調でゆっくり登るのは天を仰ぎ、昇っている様子。希望を表す。
・短調で登って降りてのメロディーが続き、なだらかに上行していくメロディーはイエス様が十字架を背負って坂を登る様子。しかし、曲の最後が明るい感じになっている場合は希望を表している。要するにどんなに苦しいことがあっても必ず光が差してくることを意味する。
・短調の時、高音でソの音が伸びている場合、ソはドイツ音名でG(ゲー)と言い、Gott(ドイツ語で神)を差すので、そのメロディーは神に救いを乞う様子を表しているようです。
・減七の和音は絶望や苦難を表している。この場合も曲の結末に答えがあります。
とても意味深いですね。