10月 30

耳の良い子・自分に厳しい子が上手くなる!

先生のお話をよく聴ける子は音の質の違いも聴き分けることが出来る子なので、ピアノも上手くなると思います。

また、いつまで経っても人に頼ったり、「何度も弾いていれば、自然に上手くなるわぁ」なんて思っている人は危険です。

どうすれば、上手く聴こえるか工夫する子、研究心のある子、自分に厳しい子が良い結果になることでしょう。要するに考える力があるかどうかです。小学低学年の子でも「ここはこうやって弾いた方がいいな!」と自分の音を聴いて判断し、研究している子もいます。一方、何も考えずに弾いている子がまだ居ますが、注意点を良くしようという意識が不足しています。こういう子は自分に甘い子だと思います。
レッスンの時、どうだったか思い浮かべましょう。細かい音符の入り方、演奏の速さも分かる筈です。
努力をそれ程しないで、すぐに人を頼って「分からない~」「どうしたらいいの~?」と言っている暇があるなら、自分で秘策を考えましょう。(やっぱり考える力が大事!)
努力なしで神様を引き寄せることは難しいです。努力の度合いも知るべきです。ピアニストの牛田くんも幼い頃から自分の考えがハッキリ言えて、自分に厳しい子でした。その厳しさは親御さんから学んだのでしょうね。そうやって自分に厳しく、ピアノが上手くなる子は、勉強も必ずよく出来ると思います。

私は、考えの甘い生徒さんを突き放すことがあります。それは私がいつまでも手を差し延べていたら、その子は成長しないと思うからです。そして、考える力を身に付けて欲しいです。
ピアノは頭で弾くものです。
みんなで一緒にこの山を乗り越えよう!

10月 28

集中力を全開にして!

生ぬるい子がまだまだ沢山います。
何度も弾けば、自然に上手くなることは絶対にありません。
頭を使って、どうすれば良くなるか研究出来る子が勝利を手にすることでしょう。
人に頼ったり、自分の出来を誰かのせいにしないこと。全て自分の行いで結果が出ます。
運を引き寄せるのも遠ざけるのも自分です。
自分に厳しい子になりましょう。
それでなければ、人間として成長出来ません。

下の動画はショパンの黒鍵エチュードです。普通の白い鍵盤よりも幅が狭い黒鍵ばかりなので、的確にタッチしなければ、外してしまう曲です。しかもテンポが速いです。
さぁ、集中力でミスタッチもしないで弾けるか!?
動画をご覧ください。

10月 27

この曲も勉強になるし、面白いよ。

動画はリストのメフィストワルツの第3番の一部です。

メフィストワルツの第1番はよく演奏されますが、リストは1番を書いた20年後(晩年)に2番と3番を書いたそうです。
メフィストワルツはゲーテの戯曲ファウストを題材にした曲です。
 
ストーリーは、学問に没頭して、世の中や恋愛も知らずに老人になってしまったファウスト博士が「人生を楽しむことなく年老いてしまった。」と悲観していました。そこに悪魔のメフィストフェレスが現れ、ファウスト博士に「若返りの薬をあげるから、その代わりにお前の魂をくれないか?」と話を持ち出されます。1番の曲の中には馬に乗って登場するメロディーや誘惑のメロディ、悪魔の笑い声が音になって現れ、面白いです。
 
この曲は世界文学もある程度、知らないと弾けません。動画の3番は悪魔のメフィストフェレスという人物そのものが浮き出され、この曲の中でも笑い声が何度も現れます。どれが笑い声か当ててね。
ピアノの曲には他にも世界文学を題材にした作品があり、とても興味深いです。
 
動画をご覧になると、菊池先生の的確なタッチと離鍵の速さを見習いたいですね。そして、真剣に音楽に向き合っていることも分かると思います。
 
今回もゲネプロなので正装ではありません。下のURLをペーストして開いて頂ければ、お聴きになれます。
 
https://mobile.twitter.com/Uacademia/status/921676595504361474
 
10月 26

ファイナル当日も学べるチャンス

きらめき音楽祭ファイナルのタイムスケジュールが出来上がり、生徒の皆さんに配布しています。
表彰式まで長時間拘束するのは申し訳ないということで3回に区切らせて頂きました。その割り振りは参加者数で区切らせて頂きましたので、ご理解を宜しくお願い致します。

また、他のコースもご参考に聞かれたい人は早めにお出かけになったり、3つ星の人や4つ星の人は表彰式後も残られて、来年のご自分のコースを見据え、一つ上のレベルをお聴きになることをお勧め致します。そうすれば、レベルがよく分かり、選曲のヒントになる事もあります。ここでも学べるチャンスですね。是非、活かしてくださいね。

お誘いした、お友達や親戚の人にも時間をお知らせくださいね。

10月 24

みんな、頑張りを見せて~!

まだまだの人がいっぱい居ます。
質の良い音楽、品のある音楽はどんな感じか、研究してみてください。
まだ審査員の先生に聞かせられるような状態ではありません。
あまりにも失礼な演奏ですよ。

自分勝手な演奏で、レッスンを無視した弾き方になっていませんか?
丁寧さと「ここが山だ!」と訴える部分が分かる演奏を追求してください。
弾き直しはダメ!
多少のミスをしても、最後まで弾き通しましょう。
トロフィーがかなり遠い所にあります。
トロフィーが点でしか見えません。(泣)

10月 23

誠実でパワフルな演奏

今日は菊池先生のコンサートに出かけて参りました。
菊池先生はご自分に凄く厳しいからこそ、誠実な演奏が出来ると思いました。

どれほどの厳しさがあるかと言うと、写真のFacebookの投稿をご覧頂くとお分かりになると思います。

まぁ、下の動画のラヴェルの演奏を少しだけお聴きになって、迫ってくる迫力を感じ、このような演奏を御手本に「きらめき音楽祭」に挑んで頂きたいと思います。ちなみにこの動画はリサイタル前のゲネプロの様子ですので、まだ正装では有りません。

では、皆さんの演奏を期待していますね。

 

10月 20

やはり甘い子が多いかな~?

東京音大で教鞭を執られている菊池先生(まだ帰国されたばかりの時期に近現代の曲の演奏を聴いたことがありますが、凄く音楽に真摯で誠実な演奏でした。パーティの際、お話をすると控え目で謙虚な印象を受けた記憶があります。)

その菊池先生のFacebookを読んでいると、こんなことが書かれています。

「僕の授業を受けて『説明が難しい。言っていることがよく分からない。』という学生がいますが、その一方、『理路整然として、よく分かった!』という学生がいる以上、理解できないのは自分の努力不足だとは考えませんか?

僕だって、18歳でフランスに行って直ぐの頃、フランス語で理論の授業を受けるに当たって、無論、分からないことだらけだったけれど、携帯用の辞書を持参してその場でも出来るだけ調べたり、間に合わないことは全て耳に聞こえた通り、綴りも分からないからカタカナとかも混ぜて使ってメモした物です!勿論、ネットで検索してすぐにわかるような時代でもなかったし、普通の辞書には載ってないこともかなり多かったけれど!そうして毎回食らいついていくことで次第に周りのフランス人負けずに発言できるようになっていった。レッスンの時も最初はそうだった。楽譜の隅にまだ拙いフランス語を駆使して自分でメモしまくった。勉強ってそうやってするのが当たり前ですよね?それでどうしても分からないなら、その場で質問・・・」と書かれています。

今は物が溢れて、それが当然と思って、甘えている子が増えているのかな?
私も指導者セミナーを受けて、バロック時代の勉強の際、ラファエロの絵画の作品名を言われて、すぐに分かりませんでしたが、家で調べたら、「あー、この絵ね!」と、すぐに分かりました。
他にもヨーロッパの王朝時代の話も出て来るので、ある程度、知識がないと繋がらないことがあります。何歳になっても勉強しなければ、脳が死にますね。(笑)
あ、菊池先生の若かりし日の写真を見つけました。

10月 19

今年のFinalは・・・

残念な事に曲が出来上がっている子が現在一人のみです。
もっと曲をよくする努力をしてください。
今回は教室に写真を貼るスペースがガラ空きになりそうです。
う~む、ここからみんな何とか這い上がって~!
ショパンのピアノソナタ第2番の終楽章のような状態です。
私はそのソナタの第1楽章が大好きですが・・・

生徒さんによっては、レッスンはきらめきの曲だけになるかも知れません。
明日から鬼のカチューシャをつけようかな?(泣)