9月 06

考えて弾く

赤松先生のFacebookを昨夜、拝見していたら、
「ロシアの音楽にはロシア人にしか理解できない精神世界が宿されているのだと思います。・・・ラフマニノフの音楽は和声やリズム、様式や引用に於いてロシア性がより複雑に表れて来ます。演奏者は内なる魂の衝突から静寂まで、詩的に描くことが出来るかが問われる・・・」

というような文章が書かれていました。「ロシア人しか理解できない精神世界」というのは広大の土地、(ソヴィエト時代は特に)音楽を政治に利用する、社会主義国家…などが背景にあり、ピアニストのブーニンも疑問を感じ、最初、日本を亡命国として希望されましたが、日本は亡命者を受け入れない国なのでドイツに亡命しました。優秀なピアニストを多数輩出しているモスクワ音楽院の教授の公開レッスンを私が受けた時も、「情景を考え、一音一音考えて音を出すように。」と仰っていました。
確かにラフマニノフの音楽は独特な和声を感じますが、魅力的で人気があります。
例え、簡単な曲でも、これくらい音楽に真剣に向き合って、曲の情景を考えて弾く事が大事だと思います。

では、ラフマニノフの「楽興の時より第4番」を聴いてみましょう。
この曲は左手も難しいですが、主旋律と伴奏部分のバランスを考え、かなりの集中力が要されます。
それをマスターした上で情景をイメージして、一音一音考えて音を出すということですね。
大きな音を弾く時も上から押さえつけず、音を引き出しているのをご覧ください。

9月 05

他のコンクールを受ける人に

きらめきFinalの前後から他のコンクールにご参加希望の人が多くいらっしゃいます。
レッスンの時、その楽譜も一緒に出すようにしてください。ご自分のレッスン時間が終わった頃に「もう1曲、〇〇コンクールの曲がありました。」と言われると、次の時間の子にご迷惑が掛かりますので、お気を付けください。それぞれ、コンクールを受ける日程や会場がその人によって異なりますので、先生が覚えきれません。その旨をご理解ください。
レッスン期間は短い曲なら2か月半以上、長い曲ならレッスン期間がもっと必要です。

9月 04

恐るべし台風21号

🌺お知らせ🌺

台風21号の影響で、交通機関(地下鉄は運営?)、デパート、お店など臨時休業が出たり、車の横転の危険性、台風が通過しても風雨が強いなどニュースで聴き、恐ろしい台風なので、泣く泣く本日のレッスンをお休みします。
 
尚、台風時は振替が出来ませんので、本日レッスンの人は通常レッスン時間内にご自宅での練習など、個別に注意点など対応させて頂きますので、宜しくお願い致します。
9月 03

人気投票&曲を聴いて学ぶ

先日のきらめきの曲で気に入った曲の投票をします。
投票する人は先生が持っているプログラムに「正」の1画ずつ鉛筆で書き込んで下さいね。
「いつかこの曲を弾きたい!」とホールで聴いていてチェックされた人も多いと思います。

これまでの傾向として、毎年、多くの人が選ぶ曲や昔からよく聞いた曲より新鮮な感覚を持った曲の方が有利な感じもします。
ファイナルの為に、演奏を聴いて学びましょう。優雅さ、音色の豊かさも分かりますね。

9月 02

今回の高得点は・・・

きらめき後、1週間経って、得点を調べたところ、全体の中で第2位が当教室の生徒さんで8つ星の〇〇〇ちゃんでした。
以前の〇〇〇ちゃんは全体の最高点を獲得したこともあり、かなりの集中力と咄嗟の対応が出来る子なので、審査の先生にも認められたのでしょうね。レッスンの時もアドバイスしたことがすぐに理解でき、実行できるのも素晴らしいです。

皆さんも日頃から機敏な動作、勉強とピアノの切り替え、ミスしないで弾こうとする集中力、何処をどう弾くべきかを考えながら弾く注意力を磨きましょう。

9月 02

楽しみながら演奏出来るのは、かなりの練習を積んだ人だから

写真はクラシック界で話題の二人、愉快な指揮者ドゥダメルと超絶技巧と奇抜な衣装のユジャワンです。
 
左のドゥダメルが指揮をするとメッチャ楽しい音楽になり、聴衆も盛り上がります。
「マンボ」はオケの皆さんの動きが異なるバージョンもあり、年々進化しているかも?
演奏しながら立ち上がったり、歩き回ったり、楽器をクルクル回したり、または楽器を帽子がわりに被ったり、むかしのクラシックでは考えられないですね。
楽しんでご覧ください。